本山勝寛 SNSフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

教育論

全ての奨学金を返還完了しました!

遂に、高校一年時から借りていた全ての奨学金の返還を完了しました!!! 大分市から借りていたもの、高校時代に借りていたもの、大学時代に借りていた奨学金合わせて400万円強。(写真はそのうち大学時代に日本学生支援機構から借りていた奨学金) 極貧家庭…

パックンが幼少期の貧乏生活を語った『逆境力』が素晴らしい件

パックンことお笑い芸人のパトリック・ハーランさん。 ハーバード卒で日本語が上手、軽快なトークでテレビで活躍するイケメン芸能人というイメージが強いと思います。 そんなパックンが日本の子どもの貧困問題について取材した本を出しました。しかも、自身…

学業をあきらめるなキャンペーン『今こそ奨学金』100名にプレゼントします!

緊急事態宣言が解除されました。 医療従事者の献身的な治療看護や国民の外出自粛の努力の賜物だと思います。とはいえ、まだまだ油断できない状況で、第二波第三波に備えていかなければなりませんし、経済的な苦境を乗り越えていかなければなりません。 多く…

子どものクリスマスプレゼントにしたい絵本5選

今週のお題「クリスマス」 もうすぐクリスマスですね。 子どものいる家庭ではお子さんやお孫さんのクリスマスプレゼントも用意している頃だと思います。 大人が子どもにあげたいプレゼントの定番として絵本があげられます。 最近のPISAの国際学力調査でも日…

親子で一緒に絵本を創って3C=創造性・好奇心・コミュニケーション力を伸ばす

これからの時代、創造性や好奇心、コミュニケーション力がより重要になってくることは間違いないでしょう。私はこれらをCreativity、Cruiosity、Communicationの頭文字をとって「3C」と捉えています。そして、「IQ」や「EQ」に次ぐ重要な概念として「CQ」が…

創造性を伸ばす親子ワークブック『そうゾウくんとえほんづくり』予約スタート!

そうゾウくんとえほんづくり 「勉強はつまらない」 「大人に無理やり勉強させられる」 「将来のためだからしかたなく塾に通っている」 「決まったことを覚えたり、正解を答えられることが頭がいいこと」 これって何かがおかしくないでしょうか? 本来、何か…

アウトプット革命へ

私はこれからの学びの質を高めるポイントは、いかにアウトプットの機会をたくさんつくり、そのフィードバックの質量を高めるかだと考えている。 知識や情報そのものの価値が薄れていく時代にあって、既存の知識情報をインプットだけすることの価値は相対的に…

出逢う力

人は生涯を通して多くの人と出会います。 学校や職場で数年間一緒だったり、何十年も関係があったり、たった一回きりの出会いだったり。 私はどちらかというと第一印象がかたいイメージがあるからか、はじめは人から近寄りがたいと思われてしまうふしがあり…

父の日にお薦めする「子どもの好奇心と身体能力を伸ばす親子体操」

父の日ですね。 ということで、5児の父親のハシクレとして、世のお父さんたちへのエールをこめて、私がお薦めする実践子育て法の一つを紹介します。 それは「親子体操」です。 運動が子どもにとってよいことは誰もが知っていることですが、それは公園や外、…

アフタースクール代表平岩さん初の著者『「自己肯定感」育成入門』

日本の放課後プログラムの充実に向けた先駆者に「放課後NPOアフタースクール」というNPOがある。 社会人一年目のときに出会った頃は、まだNPO法人格を取得される前後の小さな所帯だったが、いまやスタッフ230人を抱える日本の教育NPOを代表する団体に成長し…

『イノベーション脳を伸ばす親子ドリル』プロジェクトを始動します!

『イノベーション脳 を伸ばす親子ドリル 』(仮)という新しいドリル出版企画を準備しています。 ドリルを親子でやれば、子ども自身が考えたオリジナルキャラクターやオリジナル絵本が創れるというチャレンジングな企画です。 日本にはドリル学習という定番…

「人材開発どうしたらいいの?」と思ったときに読む本7選

人を育て、社会にイノベーションを起こしていく。 これが私自身の2019年のテーマです。 そこで、人材開発に関する著作を、まずは気になったものからざっと読んでみています。以下、7冊をご紹介します。 1) ワーク・ルールズ ワーク・ルールズ!―君の生き方と…

AIはMARCHに合格、重要なのは教科書が読めるようになること『AI vs 教科書が読めない子どもたち』

ベストセラーとなっている『AI vs 教科書が読めない子どもたち』を読んだ。AI技術を専門とする数学者で、AIで東大合格を目指すプロジェクト「東ロボくん」のリーダーである新井紀子氏による著作。 専門家らしく、AIに過度な期待を持たせるような根拠のない扇…

宿題代行業者には規制をかけるべき

3年前、読売新聞の「いいの?夏休みの宿題代行、十数業者に注文次々」という記事を読み、宿題代行サービスなるものが世の中に広まっていることを知った。これ、普通に考えてまずいでしょ。記事を抜粋すると以下の通り。 学校の夏休みを前に、読書感想文や自…

書評『子どもの貧困』(キッズドア渡辺由美子理事長)

子どもの貧困対策として、主に中学生を対象とした無料学習支援に取り組んでいるNPOキッズドアの理事長渡辺由美子さんの本、『子どもの貧困〜未来へつなぐためにできること』。 日本が直面している子どもの貧困問題について分かりやすくまとめられており、現…

『私たちは子どもに何ができるのか 非認知能力を育み、格差に挑む』

知能テストだけでは測れない「非認知能力」、すなわち、やり抜く力や誠実さ、自制心、楽観主義などが生涯にわたって影響を及ぼし、学歴や年収などとも相関関係があることが最近注目されてきています。 motoyamakatsuhiro.hateblo.jp さらに、貧困家庭の支援…

奨学金問題の根っこは教育現場での「お金のタブー視」

お金と暮らしのネットメディア「Owlly」に、ガッツリとしたインタビュー記事が掲載されました。“在学中に実家に仕送り、借金は400万円。それでも必要だったーー本山勝寛さんに聞く奨学金制度の意義" www.watch.impress.co.jp 『今こそ「奨学金 」の本当の話…

奨学金「批判」の誤解「Business Journal」掲載

biz-journal.jp 「Business Journal」にインタビュー記事「奨学金「批判」の誤解…滞納者の半数、返済義務を認識せず利用」(取材・文=小野貴史/経済ジャーナリスト2018.03.29)が掲載されました。奨学金に関する部分を転載します。 日本学生支援機構の奨学…

大学新入生に知ってほしい大学授業料免除

昨今、奨学金については、メジャーな社会問題として各種メディアに取り上げられ、多くの人が知ることとなった。一方で、同じ高等教育とお金に関わる制度である大学授業料免除制度については、メディアもまったくといっていいほど取り上げないため、一般的に…

ぐるなび会長さん、30億円で建物より給付奨学金に寄付してはどうですか?

Yahoo!のトップニュースに「ぐるなび会長が30億円、母校に国際交流施設 隈氏設計」という記事が流れていた。以下は提供元である朝日新聞の記事の抜粋。 東京工業大は22日、大岡山キャンパス(東京都目黒区)に、日本出身の学生と留学生らが交流するため…

産経新聞に書評=奨学金悪玉論のウソを突く『今こそ奨学金の本当の話をしよう』

産経新聞2月18日朝刊に、『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』の書評が掲載されました!ウェブニュースにも載っています。 【書評】“奨学金悪玉論”のウソを突く『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』本山勝寛著 - 産経ニュース 「奨学金悪玉論」だ…

「日本には給付型奨学金がない」は嘘、でもその割合は?

一口に「奨学金」といっても、給付型と貸与型では大きな違いがある。奨学金といえば、一般的には給付型のイメージが強いが、日本では規模的には貸与型の割合が圧倒的に大きいため、イメージと実態の乖離が、先に挙げた奨学金批判につながっているといえよう…

『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』予約スタート!

新たに本を出します! これまでたくさんの本を書いてきましたが、人生で初めての新書であり、政策提言書です。 6年間書きためて、ようやく本の形にすることができた、今までで一番出したかった本です! テーマは「奨学金」。 タイトルは『今こそ「奨学金」の…

幼から大学まで公立私立の教育費の違いは?

公立に通うか私立に通うかで、生涯にわたってその教育費はどのくらい違いが生じるのだろう。文部科学省の「平成26年度子供の学習費調査」によると、幼稚園から高等学校までの学校教育費および学校給食費、学校外活動費を足した年間の学習費総額は、それぞれ…

意外に知られていない大学授業料免除制度は誰がどうやって受けられるか

奨学金については、メジャーな社会問題として各種メディアに取り上げられ、多くの人が知ることとなった。一方で、同じ高等教育とお金に関わる制度である大学授業料免除については、メディアもまったくといっていいほど取り上げないため、一般的にはあまり知…

『最強の独学術』が書店に並び始めました!

Amazonで予約受付になっていた拙著『最強の独学術〜自力であらゆる目標を達成する「勝利のバイブル」』が販売開始になりました! Amazonでも、全国の書店でも入手可能です。特に大型書店では平積み展開されているかと思います。 受験、資格、語学、教養、ビ…

70年周期説と2020とこれからの学び

先日の8月15日で、日本は戦後72年を迎えました。日本はこれから、歴史の大きな転換点を迎えていくでしょう。そのターニングポイントは、様々な観点から考えると、2020年になることは間違いないと思います。 2020年には、東京2020オリンピック・パラリンピッ…

8月6日に読み継がれるべきマンガ

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)作者: こうの史代出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2004/10/12メディア: コミック購入: 60人 クリック: 1,350回この商品を含むブログ (1138件) を見る今日は8月6日。 広島に原爆が投下され、10万人以上の方が命を失い…

パラリンピック成功の鍵は教育にあり

都議選が終わり、東京都の立法府の布陣はかたまった。都議選は4年に1度行われるわけだから、この体制で東京は2020を迎えることになる。東京の重要政策は、教育、少子高齢化問題、防災、経済など様々あるが、この4年間の重要案件に東京2020オリンピック・パラ…

給付型奨学金の応募が少ない理由

6月28日付読売新聞の記事に「給付型奨学金、申し込み伸び悩む…受け付け延長」といった記事が出ていた。記事の一部を抜粋すると以下の通り。 2017年度から始まった低所得世帯の大学生らを対象とする返済不要の「給付型奨学金」について、今年度の進学者の…