本山勝寛 4kizフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

2019-01-01から1年間の記事一覧

2019年に読んだ本100冊から選んだお薦めのベスト5

2019年今年から読書記録をつけているのですが、ちょうど一年間で100冊を少し超えるくらい読んでいました。 以下、備忘録として102冊のリストです。 そのなかから特にオススメのベスト5をピックアップします。 『ビジョナリー・カンパニー2』ジェームズ・c・…

2019年を自分史10大ニュースで振り返る

私は毎年一年間の振り返りを「自分史10大ニュース」という形でまとめています。 メディアなどが年末によくやる企画ですが、自身の取り組みを振り返ってまとめるのにもよいので、お奨めです。 ということで、本山勝寛の2019年自分史10大ニュースは? 1) オン…

子どものクリスマスプレゼントにしたい絵本5選

今週のお題「クリスマス」 もうすぐクリスマスですね。 子どものいる家庭ではお子さんやお孫さんのクリスマスプレゼントも用意している頃だと思います。 大人が子どもにあげたいプレゼントの定番として絵本があげられます。 最近のPISAの国際学力調査でも日…

親子で一緒に絵本を創って3C=創造性・好奇心・コミュニケーション力を伸ばす

これからの時代、創造性や好奇心、コミュニケーション力がより重要になってくることは間違いないでしょう。私はこれらをCreativity、Cruiosity、Communicationの頭文字をとって「3C」と捉えています。そして、「IQ」や「EQ」に次ぐ重要な概念として「CQ」が…

創造性を伸ばす親子ワークブック『そうゾウくんとえほんづくり』予約スタート!

そうゾウくんとえほんづくり 「勉強はつまらない」 「大人に無理やり勉強させられる」 「将来のためだからしかたなく塾に通っている」 「決まったことを覚えたり、正解を答えられることが頭がいいこと」 これって何かがおかしくないでしょうか? 本来、何か…

自分をコントロールする力「実行機能」〜非認知スキルの心理学が示すヒント

学力テストでは測れないが重要な力、非認知能力への注目が日に日に高まっている。ノーベル経済学賞受賞者のヘックマン教授の『幼児教育の経済学』や中邑牧子先生の『学力の経済学』などがベストセラーになることで、日本でもその学術的研究が紹介され、知ら…

世界を変える偉大なNPOの条件

『世界を変える偉大なNPOの条件』を久しぶりに読んだ。 『ビジョナリーカンパニー』の社会セクター版と称される本で、偉大なNPOが大きな社会的インパクトを出し続けられている要因を「6つの原則」としてまとめたものだ。 その6つの原則の概要は以下の通り。 …

「5つの強み」を診断してみました

日本でも長い間ベストセラーにランク入りしている『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』。心理学に基づく才能診断を行うアクセスコードが書籍に付与されており、自分の5つの強みの診断結果が送付されます。 さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス…

僕がコンサルの内定をすべて蹴った理由〜ボストンキャリアフォーラム就活回顧録

僕の就職活動の話をしてみようと思う。 就職活動とは天職探しだ。 自らの天賦の才と情熱を注ぐことのできる職を探し、最終的に人生の選択を為すという一大行事だ。 それと同時に、食って生活をしていくためにお金を稼ぐ手段を得るという現実もある。 僕がハ…

アウトプット革命へ

私はこれからの学びの質を高めるポイントは、いかにアウトプットの機会をたくさんつくり、そのフィードバックの質量を高めるかだと考えている。 知識や情報そのものの価値が薄れていく時代にあって、既存の知識情報をインプットだけすることの価値は相対的に…

『16倍速勉強法』ベトナム進出決定!

拙著『16倍速勉強法』のベトナム語版翻訳出版のオファーが届きました! 『16倍速勉強法』は2008年、今から11年前に出版した私にとって二作目の著書ですが、おかげさまで版を重ね続け6万部のロングセラーになっています。ありがとうございます。 16倍速勉強法…

本嫌いを生み出す学校教育によって日本の大学生の半数は本を読まない  

言語能力はすべての教科の基礎となり、あらゆる活動に関わってくる要素となるので、非常に重要な力であることはいうまでもありません。しかし、国語が好き、本を読むのが好き、文章を書くのが好きという子どもは非常に少ないのが現状ではないでしょうか。小…

何かに挑戦することは濃い人生を生きること~MSI塾開塾一週間

オンラインサロン「MSI塾=本山ソーシャルイノベーション塾」を開いて一週間が経ちました。 「まだ一週間しか経ってなかったんだ?」と思えるくらい、自分にとって濃い一週間となりました。 夢に向かって具体的に目標を立て、行動し、挑戦することは、それだ…

世界一イノベーティブな親子ドリル開発の参加者募集!

日本ってドリルがものすごくたくさんありますよね。 学校の宿題も漢字ドリルや計算ドリルですし、書店の学参や自動車コーナーに行ってもたくさんの知育ドリルが並んでいます。これだけ、ドリルが充実している国は他にないのではと思います。 それに、2017年…

出逢う力

人は生涯を通して多くの人と出会います。 学校や職場で数年間一緒だったり、何十年も関係があったり、たった一回きりの出会いだったり。 私はどちらかというと第一印象がかたいイメージがあるからか、はじめは人から近寄りがたいと思われてしまうふしがあり…

一歩前に踏み出す勇気

人生には選択を迫られるときがあります。 右か、左か。 やるか、やらないか。 前に進むか、留まるか。 私の人生訓として、どちらかの選択に悩んだときは、より困難な道を選ぶようにしています。 そして、成功するかどうか分からなくても、とにかく前に一歩踏…

オンラインサロン「本山ソーシャルイノベーション塾(MSI塾)」開塾!

7月7日。オンラインサロンを創設リリースしました! サロン名は「本山ソーシャルイノベーション塾(MSI塾)」です! その名の通り、社会にイノベーションを起こすことを目指し、様々な問題意識や志をもった個が、組織の枠を超えて集まるサロンとしたいです。…

父の日にお薦めする「子どもの好奇心と身体能力を伸ばす親子体操」

父の日ですね。 ということで、5児の父親のハシクレとして、世のお父さんたちへのエールをこめて、私がお薦めする実践子育て法の一つを紹介します。 それは「親子体操」です。 運動が子どもにとってよいことは誰もが知っていることですが、それは公園や外、…

日本財団職員留学支援制度を立ち上げました

日本財団で新たに立ち上がった人材開発チームのチームリーダーを拝命したこと(子どもの貧困対策チームリーダー兼務)を先日ご報告しました。 「育人創社」 人を育てることで、社会に創造の機会をつくりだす。 これは、日本最大級の助成財団である日本財団職…

オンラインサロンを立ち上げます!!

「育人創社」 人を育てることで、社会に創造の機会を創り出す。 私の2019年の目標です。 「公」の目標である日本財団では、人材開発チームを新たに立ち上げ、そのチームリーダーを拝命いたしました。 次に「私」なる目標として準備してきました「オンライン…

日本財団で採用や育成を強化する人材開発チームを立ち上げました

この度、日本財団で新たに「人材開発チーム」が立ち上がることになり、そのチームリーダーに就任いたしました。 子どもの貧困対策チームリーダーとの兼任となります。 実は、年始から部署横断のタスクフォースとして採用や育成、人材開発制度の強化を検討、…

中国語版最強の独学術『刻意自学』出版!

拙著『最強の独学術』の中国語版が出版され、その実物が届きました! 日本語版の表紙イラストをそのまま使ってくれていて、いい感じに仕上がっています。帯の推薦も何やら中国で有名そうな方々が名を連ねているようで光栄です。ネットでざっと調べてみたら、…

原理原則を知る〜日本財団13年の日々

日本財団13年の日々シリーズ。 新人研修4日目の記事を転載します。 2007年07月05日日常業務の根拠 研修最初の一週間は、法律、寄附行為(財団の憲法のようなもの、会社でいう定款)、規則について特に学んだ。 日本財団は財団法人でありながら、「モーターボ…

「掛け算によるイノベーション」日本財団13年の日々

日本財団13年の日々シリーズです。 13年前の新人研修3日目のブログ記事を転載紹介します。 2007年07月04日 「1+1=3」 関係団体の説明を聞き、挨拶回りにいった。日本財団は、設立から関わっている関係団体が多岐にわたって存在する。主なものだけでも以…

アフタースクール代表平岩さん初の著者『「自己肯定感」育成入門』

日本の放課後プログラムの充実に向けた先駆者に「放課後NPOアフタースクール」というNPOがある。 社会人一年目のときに出会った頃は、まだNPO法人格を取得される前後の小さな所帯だったが、いまやスタッフ230人を抱える日本の教育NPOを代表する団体に成長し…

アメリカ海兵隊の組織論『知的機動力の本質』

『失敗の研究』や経営戦略論で著名な野中郁次郎氏による、アメリカ海兵隊の組織論的研究『知的機動力の本質』を読んだ。 今日のように変化の激しい現代社会では、時代の変化に合わせて常に新しい戦略を生み出してきた「自己変革の組織」であるアメリカ海兵隊…

自分の存在なくして組織が成り立たないと思えるぐらいの意気込み、情熱が必要

「日本財団13年の日々」シリーズです。 日本財団入会2日目、新人研修期間のブログ記事を転載します。 2007年07月03日危機をチャンスに 研修二日目。 今日の常務の話で印象に残った言葉。 「自分の存在なくして財団が成り立たないと思えるぐらいの意気込み、…

【日本財団13年の日々】新人職員として初日に綴ったこと

先日38歳を迎えて、12年半前に日本財団に入会した頃の初心の想いを綴った拙著の文章を記載した。 どんなときにも、初心に立ち返ること、原点に立ち返ることは大切だ。 そんなことを思いつつ、4月から新たに入会する新人職員に対してどんな成長機会を提供でき…

38歳を迎えて

先日、38歳の誕生日を迎えた。 人生の折り返し地点に達し、前半生を総括する時期になっていることを感じている。 論語に以下の有名な言葉がある。 子曰く、吾れ十有五にして学に志ざす。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして…

グーグル流イノベーションが最大限に発揮される仕組み

モルガン・スタンレーにてラーニング&ディベロップメントヴァイスプレジデントを務め、グーグルにてアジアパシフィックでのピープルディベロップメント、グローバルでのラーニング・ストラテジーに携わり、人材育成と組織開発、リーダーシップ開発などの分野…