本山勝寛 4kizフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

卒業おめでとう!東大総長のスピーチ

各地で卒業式が行われている。卒業生の皆さん、おめでとうございます。 東京大学でも26日に卒業式が行われ、その様子が報道されていた。報道によると、濱田純一総長は「グローバル化が進むなか、タフさというものが重要になっている。目先のことに一喜一憂し…

英語教育を抜本的に変える3つの方法

TOEFLの大学入試と国家公務員総合職試験への導入が本格的に検討されることになり、学校現場においても、英語学習の質の向上がにわかに課題となりそうだ。そこで、日本の学校における英語教育の改革試案を考えてみたい。1)日本人の英語教員のレベルアップ …

インド版巨人の星が熱い〜メディア界の皆さん、日本を売り込みましょう

あの「巨人の星」がインドで放映されている。それも、野球ではなく、インドで熱狂的人気を誇るクリケットとしてリーメークされて。その名も、「スーラジ ザ・ライジングスター」。一定以上の年齢の日本人なら誰もがはまり、影響を受けた伝説的アニメ、巨人の…

官僚試験にTOEFL導入だけでは生ぬるい〜官費留学制度の改革も!

先日3月15日に行われた政府の産業競争力会議で、国家公務員のキャリア(官僚)採用試験にTOEFLを導入することが提言され、2015年度の採用試験を目途に検討されるという報道があった。同会議の委員を務める楽天の三木谷さんなどが提言した案で、硬直した官僚…

楽しんで学べる博物館の活性化を!〜“国営マンガ喫茶”案を一大ミュージアム構想に

先日、子どもたちを連れて、上野の国立科学博物館に行ってみて驚いた。想像以上に面白かったのだ。博物館と聞くと、古臭いものが学術的に、面白みなく展示されているというイメージがある。だから、子どもたちを連れて行く先も、これまでは動物園や水族館が…

新法王の来日招聘を安倍首相に提言します!〜日本との意外な深い関わり

新ローマ法王フランシスコ1世の就任が決まった。アルゼンチン出身で、欧州出身者以外ではきわめて稀(730年代のシリア人以来1272年ぶり)、アメリカ大陸出身者としては初ということもあって、世界中に大きな衝撃を与えた。私自身は新法王が決まった…

311の夜に想う命の尊さと、命より大切なもの

あの日から2年が経ちました。 震災により尊い命を落とされた皆様とご家族、ご親族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。そして、他にも災害や事故、病気などによって、不本意にも亡くなられた世界中の方々に想いを馳せ、お祈り申し上げます。 あの頃、私は第…

大学入試と高校授業にTOEFLの導入を!〜最年少民間校長を支持します

日本人の英語力、特にリスニング力とスピーキング力の弱さはいつも指摘されるところだ。私自身も、小学校から大学卒業まで日本の公立学校で英語を学んできた者として、例にもれず両者が大の苦手だ(った)。たとえ東京大学に合格するレベルだとしても、まっ…

友情と勉強は相反するのか?〜韓国で話題騒然の「友情破壊広告」を受けて

韓国で大手塾のこんな広告が物議をかもしているらしい。 「新学期が始まったから、君は友情という名分で友達と遊ぶ時間が増えるだろう。そうなると君が計画した勉強は後回しになるよね。でもどうする? 大学入試の試験日は後回しにできないよ。もう迷っちゃ…

友情とインキュベーション〜伝説のボロアパートから現代への警鐘

前回の韓国の大手塾広告を題材にした「友情と勉強」の記事が思いのほか反響があった。先日から参加しているブログメディア「BLOGOS」での記事アクセス数が1万を越え、ランキングでは全体で2位、ライフ部門で1位になった。 おそらく、韓国のつっこみどころ…

5千円札と1万円札に秘められた現代への処方箋

日本は明治維新から70年で敗戦を迎えた。そして今、敗戦後から70年が経とうとしている。神田昌典氏も『2022―これから10年、活躍できる人の条件』で、70年周期での社会変動を説いていたが、日本は大きく変わらなければならない時に立っていることを強く感じる…