2019年今年から読書記録をつけているのですが、ちょうど一年間で100冊を少し超えるくらい読んでいました。
以下、備忘録として102冊のリストです。
そのなかから特にオススメのベスト5をピックアップします。
『ビジョナリー・カンパニー2』ジェームズ・c・コリンズ 日経BP社
組織経営の名著中の名著。大学生時代にも読んだのですが、そのときは観念的な読書で終わっていました。今年は組織作りを真剣に考えていたなかで読み返してみると、本質的な「法則」が企業事例をベースにまとめられていて、非常に参考になりました。定期的に読み返したい本です。
『育てる力~栗山英樹『論語と算盤』の教え』栗山英樹, 小松成美 宝島社
まずはじめに渋沢栄一の『論語と算盤』を読んだのですが、その『論語と算盤』を栗山監督が選手に渡して育成に使っていると知り、興味深く思い読んでみました。『論語と算盤』という経営と道徳の本をスポーツの采配や育成に応用するという発想が面白いです。スポーツの世界も一流を極めるなら、技術だけでなく「論語」=哲学の部分が必要不可欠であること。その実例を、大谷翔平の育成や采配を通して感じることができ、目を開かされました。
『3000万語の格差』ダナ・サスキンド 明石書店
0歳から3歳までの家庭の言語環境によって「3000万語の格差」がある。その言語環境格差は、10歳児の言語スキルや学力とも相関し、大人になっても影響する。有名な3000万語の格差に対して、親や保育者はどうすればよいのか、お金のかからない具体的な方法を科学的に提示した良書。五児の親としても、子どもの貧困問題に取り組む者としても、非常に示唆深い本です。
息子が影響を受けた愛読書なので、親としても読んでみました。子どもに勇気を与えてくれる楽しい本ですが、親や教育者にとってもすごく参考になります。さかなクンがなぜさかなクンになれたのか、そのヒントがつまっています。
『知の巨人ドラッカー自伝』ピーター F ドラッカー 日経ビジネス人文庫
ドラッカーの本はこれまでも何度も読んできましたが、そもそもどんな生涯を生きてきたのか気になり初めてドラッカー自伝を読みました。戦前の記者時代から、GMを研究調査し、その経験から企業研究、経営学、マネジメントの大家としての道を開拓していった道筋が興味深かったです。やはり、理論的書籍を立体的に読むには、著者自身の生涯や時代と合わせて読み解かなければならないと改めて感じました。
以下、2019年に読んだ102冊のリストです。
1『考具』加藤昌治CCCメディアハウス
3『「非認知能力」の育て方』ボーク重子 小学館
4『ワーク・ルールズ!』ラズロ・ボック東洋経済新報社
5『How Google Works』エリック・シュミット日本経済新聞出版社
7『ビジョナリー・カンパニー2』ジェームズ・c・コリンズ 日経BP社
8『ビジョナリー・カンパニー【特別編】』ジェームズ・c・コリンズ 日経BP社
9『チームのことだけ、考えた。』青野慶久 ダイヤモンド社
10『複業の教科書』西村創一郎 ディスカバー・トゥエンティワン
11『これからの「できる課長」の条件』坂尾晃司 明日香出版社
12『伸びてる会社がやっている新卒を即戦力化する方法』近藤悦康 クロスメディア・パブリッシング
13『採用基準』伊賀泰代 ダイヤモンド社
16『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』出雲充 ダイヤモンド社
18『まんがでわかる7つの習慣』フランクリン・コヴィー・ジャパン 宝島社
20『企業生き残りの条件ーりそな社外役員の現場報告』箭内 昇 ビジネス社
21『あなたの会社が壊れるとき』箭内昇 日本経済新聞社
24『採用学』服部泰宏 新潮社
25『育てる力~栗山英樹『論語と算盤』の教え』栗山英樹, 小松成美 宝島社
29『経営者の条件』大沢武志 岩波新書
30『Measure What Matters』ジョン・ドーア 日本経済新聞出版社
31『大学の未来地図』五神真 ちくま新書
32『大学大崩壊』木村誠 朝日新書
33『茶色のシマウマ、世界を変える』 石川拓治 ダイヤモンド社
34『大谷翔平の素顔』佐々木亨 扶桑社
35『野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方』野村克也 角川グループパブリッシング
36『謎の豪族蘇我氏』水谷千秋 文春新書
37『マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則』ピーター・F・ドラッカー ダイヤモンド社
38『井深大 自由闊達にして愉快なる』井深大 日経ビジネス人文庫
39『稲盛和夫流・意識改革 心は変えられる』原英次郎 ダイヤモンド社
40『問い続ける力』石川善樹 ちくま新書
41『知の巨人ドラッカー自伝』ピーター F ドラッカー 日経ビジネス人文庫
42『High Output Management』アンドリュー・S・グローブ 日経BP社
43『なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践』ロバート・キーガン 英治出版
44『権力の驕りに抗して―私の履歴書』J.W. フルブライト 日経ビジネス人文庫
46『イノベーションと企業家精神』P.F.ドラッカー ダイヤモンド社
48『社員の力で最高のチームをつくる』ケン・ブランチャード ダイヤモンド社
51『なぜ人と人は支え合うのか』渡辺一史 ちくまプリマー新書
56『うちの子は字が書けない』千葉リョウコ ポプラ社
57『スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む』 ヨーラン スバネリッド 鈴木 賢志 新評論
58『人事と採用のセオリー』曽和利光 ソシム
59『世界でいちばん働きがいのある会社』マイケル C. ブッシュ 日経BP
60『GMとともに』アルフレッド・P・スローンJr ダイヤモンド社
61『日本の財団』林雄二郎 中公新書
62『家族の幸せの経済学』山口慎太郎 光文社新書
64『絵本をつくりたい!』成美堂出版編集部 成美堂出版
65『絵本のつくりかた1』酒井駒子 美術出版社
66『絵本のつくりかた2』貴田奈津子 美術出版社
68『スターバックス成功物語』ハワード・シュルツ 日経BP社
70『老人の取扱説明書』平松類 ソフトバンク新書
71『スウェーデン式アイディア・ブックフ』レドリック・ヘレーン ダイヤモンド社
72『ディック・ブルーナ』森本俊司 文春文庫
73『アインシュタイン150の言葉』ジェリー・メイヤー ディスカバー・トゥエンティワン
75『うちの子もいじめられました』鈴木真治 WAVE出版
76『フィンランドの教育はなぜ世界一なのか』岩竹美加子 新潮新書
79『破天荒フェニックス』田中修治 幻冬社
82『さあ、才能に目覚めよう』ドナルド・O. クリフトン 日本経済新聞出版社
83 『3000万語の格差』ダナ・サスキンド 明石書店
84『教育格差』松岡亮二 ちくま新書
85『最強のポジティブチーム』ジョン・ゴードン 日経BP
86『なぜ会社は変われないのか』柴田昌治 日本経済新聞出版社
87『なんとか会社を変えてやろう』柴田昌治 日本経済新聞出版社
89『世界を変える偉大なNPOの条件』ヘザー・マクラウドグラント ダイヤモンド社
90 『1兆ドルコーチ』アラン・イーグル ダイヤモンド社
91『エディ・ジョーンズとの対話』生島淳 文藝春秋
92『自分で伸びる小学生の育て方』沼田晶弘 KADOKAWA
93『あなたのチームは機能してますか?』パトリック・レンシオーニ 翔泳社
95『経営者の役割』C.I.バーナード ダイヤモンド社
97『日本一働きたい会社のつくりかた』 羽田幸広 PHP
98『個性はどう育つか』 菅原ますみ 大修館書店
99『世界標準の子育て』 船津徹 ダイヤモンド社
100『クリエイティブ・マインドセット』 トム・ケリー 日経BP
101『ケーキを切れない非行少年たち』宮口幸治 新潮新書
102『自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学』森口佑介 講談社現代新書
最後に2019年に出版した本も。