本山勝寛 4kizフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

2013-01-01から1年間の記事一覧

16倍速勉強法、韓国で引き続き読まれているようです

16倍速勉強法―「東大」「ハーバード」ダブル合格 (光文社知恵の森文庫)作者: 本山勝寛出版社/メーカー: 光文社発売日: 2011/08/10メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 175回この商品を含むブログ (14件) を見る拙著「16倍速勉強法」、日本ではペーパーバック…

東京五輪でベビーブーム到来?オリンピックと出生率の関係

2020年のオリンピック、パラリンピック東京開催が決定し、ツイッター上では「五輪までに結婚して子ども産んで、一緒に観に行きたい」という書き込みが急増しているそうだ。そのまとめはコチラ。 オリンピックが東京に決まったようで、少しは日本の景気もよく…

東京五輪2020はボランティアにも期待したい

NPO

2020年のオリンピック、パラリンピック開催地が東京に決定した。日本人にとって大変めでたいことで、まずは招致に努力してきた方々に感謝の意を述べたい。その年、自分の子どもたちは11歳、9歳、7歳になっているが、五輪の感動を目の前で味わえることはとて…

グローバルマッチョ論争はもっと具体的な議論必要

最近、元経産省官僚のうさみのりや氏がブロゴス等で、いわゆるグローバルエリートを煽る風潮を「グローバルマッチョ思想」と命名して批判論を展開されている。曰く、「『受験戦争にはグローバルマッチョ競争という続きがあるよ』と言って人間をスペック競争…

出生率が最も低い自治体

現在、日本の出生率(合計特殊出生率)は1.41と、2005年に1.26まで落ち込んだ時期よりもやや回復しているが、依然として低い水準にあることはよく知られている。1.41という値はあくまで日本全国の平均値であるが、市町村別でみるとその値はかなり変わってく…

「風立ちぬ」とハンセン病

一昨日8月26日の夜、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、映画「風立ちぬ」の制作に向かう宮崎駿監督を密着したドキュメンタリーが放映されていた。私は正直なところ「風立ちぬ」をまだ観ていないので、何かを述べるような立場ではないし、日本禁煙学会…

24時間テレビの募金は何に使われているか

NPO

夏の風物詩、24時間テレビが今年も放映された。高視聴率と4億3605万円という募金総額が報道された一方で、出演者ギャラや番組制作費、定番のお涙頂戴的な番組内容自体にも批判の声があがっていた。番組自体の是非はともかくとして、チャリティ番組のあり方に…

【教科書掲載熱望】イチロー4000本会見とブルーハーツ

日米通算4000本安打を達成したイチローの記者会見全文が掲載されていて、思わずぐっときました。まるで、革命の詩か哲学書を読んでいるかのような錯覚を覚えるほど味わい深い言葉です。国語の教科書に掲載することを熱望します。まずこれ。 「ヒットを打って…

学校図書室に置きたい「戦争」マンガ5選+3

漫画「はだしのゲン」の松江市小中学校における閉架措置が話題になっていた。その是非の議論については他に譲るとして、せっかくなので、学校の図書室というか全ての図書館に置いてほしい、お薦めの「戦争」マンガを紹介したい。「戦争」とカッコ書きしてい…

世界一カブトムシが好きな日本人

夏休みだ。子どもたちとクワガタ、カブトムシ探しに励んでいる。猛暑のなか公園に繰り出しては、木の枝や石の下に潜むいろんな虫を見つけ出し、宝探しのような興奮を味わっている。大人にとっては気持ち悪いダンゴムシやミミズ、ムカデでさえも、子どもにと…

「ハーバードとグーグルが教えてくれたこと」よりも重要なこと

近頃、書店に行くとハーバード関連本のようなコーナーがあって多数の著書が置かれているのを見かけることがある。最近、その中の一作品でもある石角友愛さんの著書『ハーバードとグーグルが教えてくれた人生を変える35のルール』を読んで思うところがあった…

園で父の日が行われない〜離婚したら父親はいなくなる?

友人が子どもの保育園で、母の日は記念制作が行われたのに、父の日はなかったということを言っていた。先生に事情を聞くと、園の半数が母子家庭で、「父親のいない」園児に配慮したとのこと。同様に、父の日も母の日もやらない保育園、幼稚園はかなり増えて…

日本からNPOスターは現れるか

先日、「五大陸ドラゴン桜」ことe-education代表の税所篤快さんと会って話をした。現役の早大生にして、バングラデシュで貧困層の高校生に自ら撮影した有名教師のDVD授業を無料提供し、地元トップであるダッカ大学合格に導いたのを皮切りに、ルワンダやガザ…

LINEは日本発?韓国発?

日韓両国の摩擦がいろんな所で起きているという報道が目立つ。慰安婦、サッカーサポーターの横断幕、呉善花氏入国問題、挙げるとキリがないほどだ。日韓問題はいわばメディアにとってもおいしいネタ化してしまっているようだが、ここではちょっと変わった切…

なぜ勉強しなくちゃいけないの?ダイオウイカに聞いてみよう

今年の流行語大賞の呼び声高い(?)ダイオウイカ。世界初撮影の映像を放映した1月に続き、昨晩もNHKスペシャルでその後のストーリーが放映された。国立科学博物館でもダイオウイカを目玉にした深海展が開催中で1時間超待ちの人気を博し、六本木ミッドタウンで…

結婚の科学 恋愛と見合いどっちが幸せ?

先日、『選択の科学』という観点で選挙について考えてみたが、今回は結婚について考えてみたい。というのも、同著のなかで、恋愛結婚と取り決め婚(お見合い結婚)を比較した面白い研究結果が紹介されていたからだ。選択の科学作者: シーナ・アイエンガー,櫻…

子どもを投票所に連れてってはダメ? 公職選挙法の抜本改正求む

子どもたちを連れて参院選の投票をしてきた。帰宅後、ツイッターのタイムラインを見ていたら、「中学生の子どもと一緒に投票所に行ったら、入場を断られた」、「小4の子どもを連れて行ってもだいじょうぶだった」というツイートを読んだ。私は子どもが大きく…

「選択の科学」で選挙を読む

参院選の投票日が近づいてきた。先日の都議選では投票率が戦後2番目の低さだったが、特に若年層の投票率の低さには危機感を覚える。今回の参院選も投票率が低くくなるという予測が各所でなされているようだが、その要因を「選択」という観点から少し考えてみ…

給付金増で男の育休は増えるか?

先日、育児休業給付金の増額を検討する旨を田村厚労相が発表したという報道があった。現状は休業前の平均賃金の5割(上限月21万4650円)が最長1年間支給される。多くの人が勘違いをしているようだが、財源の大半は雇用保険で、国の負担は現状で7%弱と少な…

夫婦について〜人生は二回以上生きられる

人生80年ないしは90年の時代だ。仕事を40年間やってもまだ20年は生きることなる。80年の人生で一番長く費やすことになるのは、(結婚していれば)夫婦の時間だ。約50年、退職後は毎日24時間一緒だ。死後もお墓の中でなのか、あの世なのか知らないが、永遠に…

子ども医療費タダは適切か?

娘が風邪を引いたので病院に連れていった。いつものように、診療費も薬代も支払う必要がなくタダだった。健康保険による7割とは別に、自己負担分3割が支援される東京都の乳幼児医療費無料制度によるものだ。子どもたちを病院に連れていく度に大変ありがたい…

プロフィールに年齢を書かないことは高齢者差別?

200万部のベストセラー「もしドラ」こと『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の著者として有名な岩崎夏海氏が、自身のツイッター上で以下のような批判をしていた。 @huckleberry2008: だいたい、プロフィールに年齢…

参院選前に読みたい政治マンガ5選と投票率を上げる秘策

参院選が始まる。今回の選挙ではその結果もさることながら、投票率の推移にも注視したい。参院選の前哨戦とも言われた先日の都議選では、本ブログにも書いたとおり戦後二番目に低い投票率が記録された。特に若年層の投票率の低さは顕著であり、ネット選挙解…

うんちのうんちく

今日は非常に重要な話を書きたいが、食事中の方は本記事を読まれないよう、ご注意いただきたい。何の話かというと、表題の通り「うんち」の話だ。そう、我々が生涯にわたってほぼ毎日、およそ3万回ほど行うであろう行為についてである。このことを書こうと思…

グローバル人材ならまずは韓国を直視すべき

先日、東大の本屋に立ち寄ったら、『韓国のグローバル人材育成力』という新書が平積みにされていた。韓国のグローバル人材育成力 超競争社会の真実 (講談社現代新書)作者:岩渕 秀樹講談社Amazon安倍政権でも、大学入試や国家公務員試験にTOEFLの導入が検討さ…

オッパイがすごすぎる件

「Breast is best for getting ahead」(出世にはオッパイが一番)という最近の英研究を報道するAFP通信の記事が世界に配信され、日本語サイトにも掲載されていた。日本語記事の上品なタイトルは「子供の出世を望むなら母乳が一番、英研究」で、一部抜粋する…

都議選港区の投票率に愕然、何%まで許容できるか?

都議選の投票率は43.50%と、戦後2番目に低かったというニュースが流れていた。前回2009年の54.49%と比べてもかなりの落差だ。これ自体問題だと思うが、さらに愕然としたのが、私の住む地域の投票率だ。居住区である渋谷区は35.66%、勤務地である港区は32.52%…

出産祝い金500万円のソフトバンク方式、月額払いの子供手当、少子化対策に効くのはどっち?

第三子の出生届を出した。私の住む渋谷区ではハッピーマザー出産助成金8万円が出るので、出費がかさむ出産時に助かる支援だ。同時に児童手当の手続きも済ませ、これで4歳の長男分1万円、2歳の長女と次女分がそれぞれ1万5千円、合計月4万5千円を手当としてい…

人権人道大使という重い職務

上田秀明人権人道大使の国連拷問禁止委員会での発言問題が世間を騒がしている。発言が適切でなかったことは確かだが、これについて該当部分のやり取りだけを面白おかしく取り上げて、「国際的大問題だ!」「辞任すべきだ!」といった短絡的反応のみを繰り返…

父の日にラピュタで考える父親の役割

今週のお題6月16日は「父の日」だ。父の日の由来を辿りつつ、私自身の父親観、そして河合隼雄とラピュタの主題歌とストーリーをヒントに、「父親の役割」とは何か少し考えてみたい。父の日の由来はアメリカにある。南北戦争復員後、妻を亡くし、その後に6人…