参院選前に読みたい政治マンガ5選と投票率を上げる秘策
参院選が始まる。今回の選挙ではその結果もさることながら、投票率の推移にも注視したい。参院選の前哨戦とも言われた先日の都議選では、本ブログにも書いたとおり戦後二番目に低い投票率が記録された。特に若年層の投票率の低さは顕著であり、ネット選挙解禁後初めての国政選挙で、若年層の投票行動にどのような変化があるのかは注目したい。
投票率の向上、とりわけ若者の投票率が上がるかどうかが、日本の未来を占う1つの指標だと思う。日本の選挙の投票率は年齢が下がるほど低くなる。さらに若年層の人口比率の低さも加わって、票にならない若者や子どもを意識した政策は優先度が下がるという構造になっている。これでは未来への投資がおろそかになり、国の将来は危うい。投票率を上げるために何ができるか、与野党問わず真剣に考えるべきである。
インターネットによる選挙運動の解禁は前進と言えるが、今回若年層の投票率にさほど大きな影響を及ぼさないような気がする。本記事では、ちょっと違った観点から、若者の政治への関心を高める方法を考えたい。ズバリ、若者に薦めたい政治マンガトップ5を紹介するので、ぜひ読んでみてもらいたい。
第五位はこれ。
- 作者: 鍋田吉郎,並木洋美
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/06/30
- メディア: コミック
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第四位は政治家秘書マンガ。
- 作者: ケニー鍋島,前川つかさ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1989/10
- メディア: 新書
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第三位は、名作「小説吉田学校」をゴルゴ13のさいとうたかおが劇画化した『大宰相』。
- 作者: さいとうたかを,早坂茂三,戸川猪佐武
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/07/19
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第二位は『加治隆介の議』。
- 作者: 弘兼憲史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/02/10
- メディア: 文庫
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最後に第一位だか、文句なく『サンクチュアリ』を大推薦したい。
- 作者: 史村翔,池上遼一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1990/10
- メディア: コミック
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私は、このサンクチュアリをぜひ人気若手俳優を使ってドラマ化してほしいと思っている。木村拓哉が演じた政治ドラマ「チェンジ」よりも人気になるのではと思う。若者の政治への関心はそういうところから始まるのではないだろうか。日本には医者や弁護士、刑事ドラマは数多いが、政治ドラマはほとんど放映されない。各局は選挙のときだけ特番を組んで、政局ばかりをニュースに流すだけでなく、ぜひ骨太でかつ楽しい政治ドラマにもチャレンジしてもらいたい。アメリカでも、「ザ・ホワイトハウス」は人気シリーズだ。
ここで挙げた作品は拙著『マンガ勉強法』でも紹介した作品だが、他にも政治、国際情勢などのお薦めマンガを紹介しているので、興味のある方は手にとっていただきたい。
- 作者: 本山勝寛
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2012/10/19
- メディア: 文庫
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参院選前にどれか1つでも読んでみると、政治の見え方も変わり、投票に行ってみようという気持ちにもなるかもしれない。政治リテラシーは20歳以上の成人にとって必須の教養だ。賦与された権利をドブに捨てるのではなく、責任と誇りをもって行使していただきたい。そのためにも、まずはマンガで楽しみながら学ぶことから始めてはいかがだろう。