2013-01-01から1年間の記事一覧
先日6月12日、第三子が産まれた。病院入りしてからほぼ半日がかりの大変な出産だった。胎中という守られた世界から、勇気を振り絞って初めてこの世界に出てきた娘の姿と泣き声。想像を絶する痛みを乗り越えて、我が子に出会い、「赤ちゃん!赤ちゃん!」と言…
カトリック・ヘラルドの6月6日付記事によると、ローマ法王フランシスコが「キャリア主義はハンセン病だ。(Careerism is leprosy, leprosy! Please no careerism.)」と語った。カトリック聖職者や教皇庁スタッフの育成機関Pontifical Ecclesiastical Academy…
安倍首相が「育休最長3年制」を企業に要請した直後、「投票では育休3年が最多なのに、支持論者が私一人なので、敢えて再度反論してみる」という記事を書かざるを得なかったくらい、支持論者がいなかったが、ここにきて少しずつ冷静な議論がみられるようにな…
IQ(知能指数)よりもEQ(こころの知能指数)が重要だという話が一時期流行していたが、最近、新たな指数が注目されているのをご存じだろうか? ずばり、「CQ」である。CQは実は、人によって使い方が異なる。 最近、TIME誌が「最初はIQ、次にEQ。だけどCQが…
あと10日程で、第三子が産まれる予定だ。毎日ドキドキしながら日に日に大きくなる妻のお腹を見つめている。このお腹から奇跡の産声があがると同時に、育児休業(育休)に入ることになる。第二子に続いて2回目の育休だ。私は第二子の誕生の際に育休を2ヶ月間…
写真:中国の支援で建設されたアフリカ連合(AU)本部(エチオピア)5年に1度の「第5回アフリカ開発会議(TICAD V)」が横浜で開催されている。先日もブログで書いたが、これは5年間計1兆円のODAの成果を問う檜舞台だ。私の周りでも、アフリカ各国の友人たち…
5月31日はWHO(世界保健機関)が定める「世界禁煙デー」だ。日本では社会的注目度は低いが、毎年この日の1週間ほど前に世界保健総会がジュネーブで開かれ、世界中の保健省高官が集まるなか、喫煙による健康被害が大きなテーマとして扱われるので、医療保健関…
橋下徹氏が一連の慰安婦発言問題に関して、外国人特派員協会で記者会見を行った。主に海外メディア向けに行った会見であることを考えると、海外メディアの反応や報道を確認することがまずもって重要だろう。結果を一言で言うと、海外では既にあまり関心がな…
安倍首相が日本の首相として36年ぶりにミャンマーを訪問し、テイン・セイン大統領と会談した。このこと自体は大変好ましいことであり、近年のミャンマーブームの前からミャンマー支援に関わってきた者として感慨深いところがある。しかし、一点懸念せざるを…
(145)今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。: 貧困の連鎖を断ち切る「教育とお金」の話 (ポプラ新書)作者:本山 勝寛出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2018/02/09メディア: 新書 最近、奨学金の滞納問題に関する記事が目立ち、負の部分にばかりスポットが当…
橋下氏の発言問題が収束しない様相を呈しているなか、同氏発言の英訳問題を材料に、「日本の海外情報発信」について少し考えてみたい。この英訳問題について提起しているのが、先日開設されたばかりのハフィントン・ポスト日本版の記事―「慰安婦、風俗の英訳…
橋下徹大阪市長の性風俗業と慰安婦に関する発言が国際問題となっているが、その是非は他でさんざん論評されているので置いておくとして、これを機会に「人権と外交」について少し考えてみたい。というのも、橋下氏の一連の発言は、内容如何にかかわらず、人…
「育休3年」や「女性手帳」の論争が続いています。「少子化」という国家の存亡にかかわる社会問題と、「男と女」という人類永遠のテーマに関わることですから、当然といえば当然かもしれません。毎日一緒に暮らしている夫婦ですら、誤解やすれ違いは当たり前…
今、日本の小学生の間で流行っている本をご存知だろうか?図書室では予約待ちが殺到し、友達の間でも「次はぼく!」「次はオレ!」と言って、競い合うように回し読みされているほどだという。それは本というよりマンガだ。そして、ただのマンガではなくいわ…
ハフィントン・ポスト日本版の開設、おめでとうございます。 批判も期待も含めて、様々な反応が飛び交ったところは、さすがと感じました。 今のところ、どちらかというとヤフートップページにも掲載された、藤代裕之さんのYahoo!個人での投稿「ハフィントン…
議論百出の「育休3年制」について、当初はネット上で強い反対論のみに傾く流れに違和感を覚えたので、議論のバランスを取るため敢えて反論(支持論)を投稿させてもらった。それが、すっかり育休3年制の推進論者のようなポジションになってしまい、やや困惑…
ゴールデンウィーク真っ最中だ。今のところ5月3日の憲法記念日にちなんだ、憲法改正論議が盛んなようだが、5月5日の「こどもの日」も、この機会を大事にしながら、子どもについてじっくりと考えておきたい日だ。最近、少子化問題がクローズアップされ、様々…
育休3年論でいろんな議論が出ているついでに、育児休業という「お仕事=vocation」の貨幣価値を換算してみたい。というのも、「育休=竜宮城で休んでいる」、「育休復職者=浦島太郎」という考え方が未だにはびこっており、その考え方そのものが育休を取得し…
先日、「育休3年に加え、夫婦育休で給付金10割を提案」という記事を書いたが、その後も各所で育休3年制への強い反対の声ばかりが続くので、批判覚悟で敢えて再度反論したい。ちなみに代表的反対論は以下。 女子大生でも分かる、3年間の育児休暇が最悪な結果…
先日、国会で民主党議員と安倍首相との間でこんなやり取りがあって、話題になった。 民主党高橋千秋議員:「サザエさんに出てくる波平さんというお父さんがいますね。いくつか、総理、ご存知ですか?」 安倍首相:「57歳ですか。」 民主:「54歳です。総理よ…
午前中 エチオピア出張報告と国際シンポジウムの予算協議、インドのNPOにメール お昼 社内ミニサッカー 午後 インド出張、エチオピア出張精算、スイス出張手配 夜 フットサル@品川(笹川スポーツ財団、日系奨学生らと) 22時 帰宅 23-24時 妻と会話 24時-25…
安倍首相が育児休業(育休)を現行の1年半から3年に伸ばす方針を決め、経済界にも要請した。女性の人材活用を経済成長の柱とする考えで、待機児童の解消と合わせてセットで発表された。ネット上の反応をみる限り、この育休3年の方針には反対の声も多いようだ…
6月1日から3日まで、横浜でTICAD V(第5回アフリカ開発会議)が開催される。5年に1度、アフリカ各国の首脳はじめ閣僚や関係者が日本に一堂に会するビッグイベントだ。日本の政府開発援助(ODA)はかなりの額をアフリカに向けており、前回2008年のTICADで支援…
ブログにその日の記録をつけることに決めた。最近、最大手ブログメディアであるBLOGOS(ブロゴス)とアゴラにメンバーブロガーとして参加することになり、論考/提言系のエントリーが転載されるようになった。記事によっては3万PVを超えるものもあり、自分の…
先日は全米で就職人気ランキング1位に輝いたTeach For America(TFA)と、それに象徴される米英でのNPO人気について書いたが、そのTFAからスピンアウトし、アメリカ教育界に旋風を起こしている取り組みを紹介したい。「KIPP」(キップ)と名づけられたチャータ…
就活の季節だ。この時期、日本の大学生たちが皆同じようなリクルートスーツを一斉に着て、就職説明会や面接に向かう姿をみると、ちょっとした異様さを感じる。海外でそんな光景はあまり目にすることはない。では、海外の就活事情とはどんなものなのだろう。…
今週の週刊ポストを読んでいて目を引く記事があった。「自衛隊員配偶者 外国籍800人で中国600人、上位に比・韓国」というもので、記事の一部を引用すると以下の通り。 日本の自衛隊では、毎年行う身上調査で、配偶者の国籍を問うているが、最新の調査では、…
仮釈放された堀江貴文氏のもとに、田原総一郎氏がすぐさま駆けつけてインタビューをした記事を読んで、予想外の爽やかな気分を覚えた。収監直前に対談し、「出所するときは必ず迎えに行く」とした両者の約束。その約束通り、堀江氏が仮釈放後に、第一に田原…