勤め先の日本財団では学生向けに夏季インターンシップを行っている。今年も8月に各部署で1〜2名、全体で8名くらいのインターン生を受け入れた。私も初めてチューターを務め、その任を先月末で終えた。
2年目にしてようやく部下というか後輩を得たような感覚で、いろいろと勉強になった。これまで嘱託の事務の方に業務を指導することは多々あったが、インターンを通して「教える」だけでなく「育てる」というマインドが必要だということを改めて感じた。
教育の現場にいたときは、知識を教えるだけでなく人間を育てることに神経を注いだ。意欲や根っこの強さを鍛え、夢、人生観、世界観、ビジョンをひきだすようつとめた。それを「仕事」の現場でもできるか。そこがこれから自分にとってのテーマになるかもしれない。
私は日本の非営利業界にどんどん優秀で意欲のある人たちが飛び込んできてほしい。日本財団はそのための数少ない場の一つであることは間違いない。私も一昨年就職を決めた海外採用(ボストン・キャリアフォーラム)も始まる頃だ。
若人よ、野望とともに来たれ。