PHPから出す読書術本がようやく仕上げ段階に入りほっとしたのもつかの間、先日、別の出版社と次の本についての打ち合わせを行った。正直、書き続けるということ決して易しいことではない。ましてや、仕事をしながら子育てに悪戦苦闘している身では、書く時間はたいてい0時以降になってしまう。時間を捻出するのもやっとのことだ。とはいえ、こうして頭を抱えながらも書かざるを得ない機会を与えられていることは、とても有難い。
書くことは「地頭」を鍛える最良の方法の一つであることは『16倍速勉強法』にも記した。書くことは論理を組み立てる作業であると同時に、インプットを効果的に実践するための仕掛けでもある。大学時代はレポートなど嫌々ながらも書く機会に恵まれるが、ビジネスシーンでは企画書やプレゼン資料のほかに文章を書く機会はさほどない。一般的に、年をとると頭の働きが衰えていく一つの要因だ。
だからこそ、学生を卒業したあとにこそ、いろんな機会をつかまえて書く作業を自ら作っていかなければならない。読書録でもいい、日記でもいい、ブログでもいい。「ここ1年、A4で一枚以上まとまった文章を書いたことがない」という人は危機感を持った方がいいと思う。光栄なことに、『16倍速』を読んでブログを始めたり、書評を始めた方も結構いるようで、継続できている方は何らかの効果を感じているのではないだろうか。
私も書くことで、なんとか考える機会を作っている。書くことで、仕事の前線からちょっとだけ離れる時間をもって、今ある自分を俯瞰したり、てこを加えたり、ちょっとだけ大きな枠組みでの仕事力を養っている。4冊目はそんな感じのことを書いていく本になるのかな。