本山勝寛 4kizフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

パラリンピックは新しい教育コンテンツになりうるか

8月25日で、東京2020パラリンピック開会まであと3年となる。「パラリンピックの成功なくして東京2020の成功はない」と小池都知事や閣僚らが発言し、政府も都もパラリンピックを盛り上げるために力を入れ始めている。

 

パラリンピックには社会を変える力がある」といわれている。そのなかでも、パラリンピックは教育と相性がよいのではと感じている。というのも、障がい者に対するイメージの向上や理解、共生社会についての気づき、あるいは目標に向かう姿勢といった点から、特に子どもたちに与える影響が大きいからだ。子どがパラリンピックのアスリートたちをみて、純粋に感動したり、パラスポーツを体験して楽しんだりすることで、自然に人の違いや個性を認め合うことのできる社会ができるのではと期待する。

 

8月26、27の両日、武蔵野大学有明キャンパスで「未来の先生展2017」という教育の大規模イベントが開催され、そこで、「パラリンピック教育の授業展開 ~I’m POSSIBLEを活用した共生社会への気づきの授業~」(26日午後2時20分~3時50分)というセッションを持つ。教育新聞に記事が掲載されたので以下、一部抜粋し紹介したい。

www.kyobun.co.jp

 

日本財団パラリンピックサポートセンター推進戦略部・広報部ディレクター 本山勝寛氏に聞く
――当日の発表内容は。

国際パラリンピック委員会と新たに共同開発したパラリンピック教材「I’m POSSIBLE(アイムポッシブル)」を活用した、パラリンピック教育の授業展開についてのセミナーを行う。前半に、ベネッセこども基金のご担当者と一緒に、教材説明と模擬授業を行ったあと、後半では、どのように教育現場で活用できるか参加者同士のグループワークや質疑応答の時間を設ける。同教材は国際版を基に、日本の教育現場でより使いやすいように、日本パラリンピック委員会とパラサポが、同基金と日本版を共同開発し、今年4月には全国の小学校に1校1セット配布した。また、東京2020教育プログラムの公式教材としても位置付けられている。

パラリンピック映像や実技授業の進め方映像、授業用シート(スライド形式・紙芝居形式)、教師用授業ガイド、教師用指導案などのキットが揃っているので、パラリンピックをあまり知らない教員でも、楽しくて分かりやすいパラリンピック授業がすぐに行える。パラリンピックという最高の教育素材を通して、子供たちにとってこれまでになかったような、共生社会への気づきや障害者理解の機会を提供できる授業を実践できる。

――読者へメッセージを。

障害者や共生社会への理解を深め、違いや個性を認め合える心を、子供たちに育んでもらいたい。「総合的な学習の時間や道徳の授業で実践できるような良い教育素材を探している」「オリパラ教育の授業を行いたいが、どのような授業をすればよいか分からない」等々の課題意識を持たれている教員や教育関係者に、ぜひお越しいただきたい。未来を創る授業を実践したいという先生方と一緒に、パラリンピック教育の可能性を一緒に考えたい。

 本セッションを含む「未来の先生展2017」の参加申し込みや詳細は以下公式サイトから。特に、教育関係者にはぜひ参加してみていただきたい。

www.mirai-sensei.org

 

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