本山勝寛 4kizフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

男の育休をとってみた

第二子で長女の出産を無事に終え、予定通り育児休業に入りました。
近頃社会的にクローズアップされている「男の育休」です。

男性の育児休業取得率は近年上昇傾向にありますが平成21年で1.72%。まだまだ珍種です。
私の職場でも、もれなく男の育休第1号になりました。従業員100人強の組織なので一見100人に1人か2人はとってそうなイメージがありますが、そのうち男性が60人くらい、新生児・乳児をもつ男性はさらに絞られます。したがって、実際は千人くらいの会社で1人いるかいないか、というのが平均的な数字だと思います。100人の組織で初めてになるのは当然といえば当然かもしれません。

男の育休といえば、昨年「育児・介護休業法」が改正されたのも大きいですね。男の立場から簡単にいえば、妻が専業主婦だったり、育休中でも育休をとれるようになりました。これまでも生後8週間であれば専業主婦家庭の夫も取得できたようですが、私はそのことも知らず、妻が主婦(学校に通学中)だったため、あきらめていました。
それが法改正により可能となったことが、育休取得を決断する一つ目のポイントとなりました。

ところで、男が育休を取得する際に気になるのが、その間の給料ってどうなるのよ?ってところだと思います。簡単にいえば、給料の50%(上限約20万円)が育児休業給付金という国の制度によって支給されます。会社からも給料が出る場合は、それに合わせて給付金も変わります。私の職場の場合、育休中の給料は出ないので50%の給付金で生活することになります。もちろん生活は苦しくなりますが、それ以上の価値があると考えて取得を決断しました。

給料よりも職場の同僚や上司に迷惑をかけるのではという不安が男にとってはもっと大きいかもしれません。私もその点が一番悩みました。逆に言えば、周りの理解と協力によって初めて貴重な機会をいただいたと思っています。
2カ月間というわずかな期間ですが、せっかく与えられた貴重な機会に感謝し、思う存分イクメン道に歩みたいと思います。

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