- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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1ヶ月前くらいに読んで感想を書く暇がありませんでしたが、簡単な読書録として残しておきます。シリコンバレーの「すごい奴らの言葉」にとても刺激を受けました。
私が前から好きだったスティーブ・ジョブズの"Stay hungry, stay foolish”も引用されていました。
ほかには、Googleの"Google does not accept being the best as an endpoint , but a starting point"(「グーグルはベストであることをゴールとすることに甘んじてはいけない、それは出発点にすぎない」)とか、もろもろ。
彼らのように"make the world a better place"を進めていきたいとフツフツと情熱が喚起させられます。
一方で、彼らの思想にキリスト教を背景にした個人主義の徹底がはっきりと垣間見られるのに対して、日本のITベンチャー業界の思想背景はいかんと考えさせられたりもします。むしろ日本は仏像に神が宿るような、つくるもの=製品と対話する思想を今後も発達させるのでしょうか。これはジョブズの言う「プロダクト志向のカルチャー」ともつながるような気がします。
わけが分からなくなってきましたが、とにかく、今の私は、日本でもITとNPO・ソーシャルアントレプレナーをぶつけ化学反応を起こさせたいという気持ちの行き先を探っています。この本はそんな私のおぼろげな思いをより強くさせてくれるに十分な果実でした。