天職
去年の今頃、大学院出願のためのエッセイ(Statement of Purpose)を書きながら、必死で自らのビジョン・ミッションを思い描いていました。
自らの大きな夢に向かって、辿るべき道筋はまだまだ不明確だったけれど、そのプロセスの一つとしてハーバード(アメリカで)の大学院留学は重要な一つのステップでした。
そして、それは1年後の目標でしたが、人生のゴールでは決してありませんでした。
今、必死になって留学準備をしている方、エッセイを書いている方、あるいは受験勉強をしている方、就職活動をしている方、資格の勉強をしている方、仕事をしている方でさえも、
いや、誰よりも僕自身が、意識しなければならないことがあります。
今必死になって向かっている目標は、人生のゴールへのステップであって、ゴールそのものではないということを。
僕がハーバードに来て、早速取り組まなければならなかったことは就職活動です。
たった1年間の修士プログラムである上に、ハーバードに来られている多くの方とは違って、無職・無所属の立場で来たわけですから当然です。
新たな環境に立った瞬間、次のステップをどう踏み出すかを具体的に考えなければなりません。
またそれが、ハーバードに来たからとて、決して甘いものではないことも現実問題として認識しました。
今週末、「ボストン・キャリア・フォーラム」という、日本人留学生を対象とした世界最大の就職イベントがありました。
日系・外資系の大手170社と全米のみでなく世界中から日本人留学生(中には韓国人、台湾人、中国人、アメリカ人もいます)が約5000名(不確かですが)集まります。
おかげで今週末のボストン界隈は日本人だらけでした。
僕もここに行ってきました。
たった2日のプロセスでいくつか結果も出ました。(実際に多くの参加者がこの2−3日のプロセスで内定をもらいます。)
このプロセスの中で、自分がしたいこと、なせること、社会が求めていること、いろいろと具体的に考えました。そして、今もなお考えさせられます。
果たして、私は何が為せるのか?
何を為したいのか?
坂本竜馬が神戸海軍操練所に入ったような、後藤新平が台湾総督府入りしたような、そんな出会いを求めながら、現代というコンテキストの中で自分の存在の意味の曖昧さに抗したくもなる。
どこにいっても、どこに所属しても、
僕は僕で変わらないと思う。
職業が何かと問われれば、僕はいつまでも詩人でいたい。
何がしたいかと問われれば、革命がしたいとこたえたい。
今は、
大きな世界の片隅の小さな1ピースの中で、必死に躍ることしかできないだろう。
その1ピースが片隅であっても、真ん中であっても、
今という小さなステップの中に、僕が描ける最大の絵を描き続けていたい。
最大の絵を描いているときの、ドキドキする心を持ち続けていたい。
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