本山勝寛 4kizフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

2019年の目標「育人創社」

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今週のお題「2019年の抱負」

新年明けましておめでとうございます!

早速ですが、毎年恒例としている2019年の年頭の目標と抱負を定めたので公開します。

2019年の抱負は・・・

 

「育人創社」

 

今年は人を育てることを通して社会にイノベーションを起こすことをテーマとして挑戦していきます。

 

これまではどちらかというと、自分自身が個として挑戦する、あるいは組織の一員として挑戦する場面が多かったです。そのフェーズを一段階進めて、「人を育てる」こと、育成した人材をつなぎ合わせてコミュニティを創出すること、そして人材と人材とで化学反応を起こして社会にイノベーションを起こすことに注力していきたいです。

 

具体的には、所属機関である日本財団でも、個人としての活動でも、著作でも新たな新規大型プロジェクトを準備しています。これらをすべて立ち上げ、軌道に乗せ、「育人創社」をテーマにイノベーションを起こしていきます。

 

どれも自分自身にとって初めてとなる新たな挑戦であり、一緒にやっていく「人」にとっても創造的挑戦の機会となり、社会にとってもイノベーションとなるものです。

それぞれ順次発表していくので、お楽しみにしてください!

 

また、人材と人材とで化学反応を起こして社会にイノベーションを起こすという観点から、今年からは「対談」の機会を大事にしたいです。各分野の第一線で活躍されている方、現在進行形で挑戦されている方、様々な方々とメディアやイベント等で「対談」し、化学反応を起こしていきたいです。

昨年末は戸田市長の菅原文仁市長と政治山で対談させていただきましたが、そんな機会をもっと増やしていきたいと思います。

headlines.yahoo.co.jp

 

各分野の様々な方との「化学反応」の機会を持ちたいと思っていますので、ぜひお声がけください!

 

そして、「育人」という意味では子育てにも全力投球していきます。これも我が家の子育ての経験を発信していきながら、様々な方々とコラボしていきたいと思っています。

 

2019年、今年もよろしくお願いいたします!

2018年を自分史10大ニュースで振り返る

2018年も残すところわずかとなりました。

自分にとっては毎年が激動の一年ではありますが、今年はとりわけ変化の大きい一年となりました。

「天職開花」を今年のテーマとしてきましたが、まさに自分自身の天職への道を本格スタートさせる年となったかもしれません。

 自分のなかで恒例としている「自分史10大ニュース2018」で今年一年を振り返ります。

 

1位 パラサポから日本財団子どもの貧困対策チームのチームリーダーに異動

なんといっても2018年で一番大きかった変化。団体創設から怒涛の3年間を駆け抜けてきたパラサポ(日本財団パラリンピックサポートセンター)への出向期間を終え、日本財団に戻りました。そして、子どもの貧困対策という自分自身のバックグラウンドや専門性をいかせる分野への新たな挑戦が始まりました。子どもの貧困問題を解決し、貧困の連鎖を断ち切ることを自身の天職とし、全身全霊をかけて取り組みたいです。

motoyamakatsuhiro.hateblo.jp

 

2位 『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』出版

 

3位 平昌パラリンピック香取慎吾さんらと一緒に視察

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4位 『最強の暗記術』出版→4刷重版、『最強の独学術』6刷重版

最強の暗記術 ~あらゆる試験・どんなビジネスにも効く「勝利のテクニック」~

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5位 日本学生支援機構の役職員に講演会

 

6位 2019始動させる「Xプロジェクト」を準備

 

7位 日本財団内である新規プロジェクトを準備

 

8位 父や家族に大きな変化(実家の引越等)

 

9位 天職を共にするであろう人々との出会い

 

10位 5児の父親・夫として一年間走り切る

 

今年一年を改めて振り返って、「天職」のスタートであり、そういった観点から「学」「育」「イノベーション」の三点を意識した一年となりまひた。

2019年はさらなる挑戦の年としたいです!

 

みなさま、今年一年本当にお世話になりました!

様々なかたちで応援いただき、ありがとうございました!!

 

StudyHacker記事掲載「極貧から東大とハーバードに合格した男の最強の独学術」

勉強法系ウェブメディア大手「StudyHacker」に記事が3回にわたって掲載されました。

ハウツーの部分から、新しい観点や考え方、私の目標なども分かりやすくまとめていただきました。よかったらご一読してみて下さい。

 

studyhacker.net

 

studyhacker.net

 

studyhacker.net

最強の暗記術 ~あらゆる試験・どんなビジネスにも効く「勝利のテクニック」~

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最強の独学術 自力であらゆる目標を達成する「勝利のバイブル」

最強の独学術 自力であらゆる目標を達成する「勝利のバイブル」

 

 

『最強の暗記術』4刷重版!

 

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拙著『最強の暗記術』がなんと、4刷目の重版決定しました!!


出版不況のなか、重版がかかることだけでもありがたいのですが、こんなにも版を重ねられるくらい、多くの方々に読んでいただき大感謝です。


テレビやメディアの取材も増えてきて、これからさらに話題になればと思っております。
みなさまもぜひご購読のうえ、レビューなどのご紹介もよろしくお願いいたします!

 

最強の暗記術 ~あらゆる試験・どんなビジネスにも効く「勝利のテクニック」~

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イメージしづらい「子どもの貧困」を真剣に考えさせられるマンガ

吉岡里帆主演ドラマで放送中の「健康で文化的な最低限の生活」。原作となっている同名タイトルの、柏木ハルコ氏作品の中の漫画を、いま大人が読むべきマンガとして先日紹介した。

motoyamakatsuhiro.hateblo.jp

 

このマンガ『健康で文化的な最低限の生活』の最新刊である第7巻は、子どもの貧困がテーマだ。

 

万引きや物乞いをしてしまう、小学生低学年の子ども。決してグレた中高生の不良の話しではない。物心ついたばかりの小さな小学生だ。

 

なぜこの子たちは物乞いをしなければならなかったのか?

 

その子たちの母親の状況と生まれ育った環境。さらにその親はどうだったのか。そこには「貧困の連鎖」という言葉だけでは理解できない、複雑な難しさがある。

 

この物語も脚色されたフィクションというより、実際に日本社会に存在する現実に近い。私も日本財団で子どもの貧困対策に取り組んでいるが、実際にそういったケースは珍しいことではないのだ。

 

子どもの貧困というと、日本にそんなもの本当に存在するの?昔はもっと貧しかったでしょ。大した問題じゃない、と思う人も少なくないだろう。しかし、問題は複雑で、現実に存在する。苦しんでいる子どもはこの日本にたくさんいるのだ。

 

イメージしづらい子どもの貧困問題を考えるさいに、ぜひ読んでおきたいマンガであり、参考図書だ。

 

東洋経済オンラインで投稿記事が1位に!

東洋経済オンラインに第2弾の記事を投稿しました。

「頭の働きを鈍らせるやめにくい「悪習慣」3つ〜毎日の食生活や習慣が脳機能に影響する」という記事です。

toyokeizai.net

 

割と反響があったらしく、東洋経済オンラインでアクセス数1位なっていました!

ここで紹介した頭の働きによくない悪習慣3つは「お酒の飲み過ぎ」「学習中のスマホ」「過度のストレス」です。

 

多くのみなさん、頭の働きによくないよなあ…と思いながら、やめられないのかもしれないですね。

 

脳の働きをよくし、暗記力や集中力を高めるには習慣つくりが大切です。より詳しい内容は『最強の暗記術』にまとめているので、ぜひ読んでみてください!

最強の暗記術 ~あらゆる試験・どんなビジネスにも効く「勝利のテクニック」~

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国民民主党玉木氏の第三子1000万円コドモノミクスは『未来の年表』がソース?

国民民主党代表選に立候補している同党共同代表の玉木雄一郎氏が、第三子に1000万円給付の「コドモノミクス」をぶち上げ、話題になっている。

ameblo.jp

 

国民民主党の代表選で公約としてぶち上げられても、そもそもの実現可能性はどうなのかという問題は別として、私はこの大胆で分かりやすい少子化対策には賛成だ。というのも、私自身が数年前から少子化問題の一つの解決策として訴えてきたことでもある。

 

この「第三子以降に1000万円」という提言を行なってきた最初の人は、おそらく今をときめくベストセラー『未来の年表』の著者で産経新聞のジャーナリストである河合雅司氏だろう。同著のなかの「日本を救う10の処方箋」にもこの提言が明記されている。

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この提言は、同著が出版される前から、河合氏が産経新聞の紙面でも提言しており、私もこの論に賛成の記事をBLOGOSなどに投稿した。

motoyamakatsuhiro.hateblo.jp

 

以前の記事でも紹介したが、少子化を克服したフランスやスウェーデンフィンランドなどの北欧諸国では、児童手当などの支援が第三子以降へ傾斜的に配分されている。出生率1.9のスウェーデンでは、第一子が月1050スウェーデンクローナSEK(約1万5000円)なのに対して、第二子が1150SEK(約16500円)、第三子が1404SEK(約2万円)、第四子が1910SEK(約2万7000円)、第五子が2100SEK(約3万円)が支給される。しかも、多子世帯手当は学生であれば20歳未満まで続く。第五子の手当支給総額は、月3万円が20年間続いて合計720万円だ。

さらに北欧諸国では学費が基本的には無料なので、大学授業料も実質上支援されていることになる。これらの「少子化対策先進国」の事例を考えると、上記提案の「第三子以降に1000万円の支援」という案が決して突拍子もないものではないことが分かる。

 

玉木雄一郎氏が『未来の年表』からヒントを得たのか、どこまで具体的な制度設計を考えているなかは不明だが、単に国民民主党内の議論に留まらず、広く国民的議論にまで発展することを期待したい。河合氏のシリーズ本は『未来の年表2』も引き続きベストセラーとなっており、少子高齢化という「静かなる有事」に対する国民の危機感は高い。第三子に1000万円なのか、大胆な傾斜的な給付なのか、いずれにせよ少子化を克服した欧州諸国並みの大胆な子育て支援が必要だ。