ピンチを切り抜けるiPhone育児法?
先日、娘の誕生を祝う同期会に誘われ、育休に入ってはじめて夜の飲み会に参加。まだ生まれたてのゆっちゃんを連れていくことはできないので、お兄ちゃんのまーくんを連れて、いざ恵比寿の中華料理屋へ。
2歳になり社会経験もだいぶ積んできたまーくんだが、これまでお出かけで外食することは多かったけど、夜の時間に知らない大人に囲まれての食事は初めて。食事時間は通常30分未満、これまでの経験から1時間を越すとビックバンがさく裂することは分かっている。
しかし、当日はコースを予約しているとのことなので、ちょっと長くなりそう・・・
まーくんがしびれを切らして「イヤイヤ」が始まっても対策がとれるよう、大好きなジュース(子ども用ポカリスエット、まーくんはアンパンマン・ジュースと呼んでいる)とお菓子(おっとっと)、それに例のものを準備して出陣した。
電動付きママチャリの前かごにまーくんを乗せ、夜の強風に吹かれながら会場に到着。
同期と3週間ぶりの再会で、酒(私はジャスミン茶)を酌み交わした。
食事が出てくる前に空腹全開のまーくんにはアンパンマン・ジュースとツマミのおっとっとを渡す。
子ども用の料理はまったくないお店だったが、好物のごはん(炒飯)を追加注文し、出てくる中華料理も順調に食べてくれた。スタートから1時間までは順調だった。
しかし、
遂に来てしまった。
お腹がいっぱいになったのか、「あっち!あっち!」と出口を指して帰りたがる。そして、「バイバ〜イ。またね〜。また会おうね〜」と連呼。
遅れて合流したメンバーとは挨拶を交わしたばかり。食事も半分ほどしか出ていない。
もう少し居座らねばと、アンパンマン・ジュースやおっとっとを渡してもどうにもならない。ぐずりはじめ、席に座らせようとすると、奇声をあげて抵抗する。
これはやばい・・・
まーくんの爆発力を知る父親としては、非礼を承知でここはあっさりと先に帰ってしまったほうがまだましかとも考える。
そこで、例のものを出すことに。
そう。
水戸黄門の印籠ならぬ、21世紀の育児必需品?「iPhone」。
アイフォンのYouTubeを開き、もはや中毒ともいえるアンパンマンをみせてその場を切り抜けたのだ。
21世紀の申し子、2歳児のまーくんにとってiPhone操作はお手のもの。小さな指でなめらかにタッチパネルを操作し、次々にアンパンマンの番組を食い入るように見始めた。
20世紀生まれのアラサー同期諸君もさすがに驚いていたが、iPhoneによって同期会の場に再び平和がもたらされたのだった。
その後は1時間半ほど、まーくんは見事な集中力を発揮してアンパンマンを鑑賞し、アラサー談義もアンパンマンの奥深さについて盛り上がったのだった。
iPhoneによって、これまでも幾度となくピンチを切り抜けてきたが、この日はほんとに助かった。
子どもに使わせるには、親として最深の注意が必要だが、使いようによってはかなり便利であることは確か。
これからの育児には欠かせないアイテムになるかも・・・?