まなブロ by 本山勝寛 教育イノベーター・日本財団子どもの貧困対策チームリーダー

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

毎日の瞑想で己と向き合い「レジリエンス=折れない心」を育てる  

最近、「瞑想」をテーマにした本や、「マインドフルネス」という言葉、「休息術」の本などよく目にしませんか?私自身、独学を強く押す立場からも、瞑想の効果に着目しています。今回は、瞑想について、『最強の独学術』からご紹介します。

最強の独学術 自力であらゆる目標を達成する「勝利のバイブル」

最強の独学術 自力であらゆる目標を達成する「勝利のバイブル」

 

 

独学で大切なことは、いかに自堕落で怠け癖のある自らを律し、心が折れて途中であきらめようとする自分を励まし奮い立たせ、夢や目標に向かってがんばりたいと願う自らのモチベーションを高め続けられるかという点にあります。

 

具体的な独学勉強法の手法も大事ですが、実は、自分の心をどうコントロールするかということも同じくらい重要です。特に、先生や塾のプログラムのなかで、あれこれと指示を出してくれるわけではない独学では、自らが自らの心をコントロールしていかなければなりません。

 

それがまさに、独立した学び、独学なのです。

 

では、自らの心をコントロールし、独学を続けるための心を養い、維持するにはどうしたらよいのでしょう。一つお薦めしたいのは、毎日瞑想を行うことです。

 

夜の就寝前、すべての勉強を終え、一日の勉強内容を振り返った後に、3分でも5分でも、静かに瞑想する時間を持ちます。目をつぶって、静かに呼吸を整えます。そして、自分の夢や目標を達成する瞬間をイメージしたり、今の苦しいこと大変なことは、その夢を実現するために必要なプロセスであることを確認したりします。また、周りで支えてくれている人、応援してくれている人に感謝の気持ちを抱き、宇宙を超越した大きな存在(天といおうが、神といおうが呼び方は何でもかまいませんが)と自分の目指す道が一致し、後押しされていることを感じる、そんな時間を毎日持つのです。

 

こういった瞑想を毎日行うことで、常に目標を決意した初心に立ち返ることができますし、日々の勉強のなかでたまるストレスを解消させたり、成績が伸び悩んで心折れそうになるときにも、一歩踏みとどまって再起する力を得ることができるきっかけになります。

 

英語で「resilience」という言葉があります。最近は、日本語でもカタカナで「レジリエンス」といわれるようにもなってきました。防災の分野でもよく使われますが、その場合は「強靭な」、「回復力のある」などと訳されます。また、心理学やビジネス分野でも使用され、ビジネスやあらゆることを為すうえでレジリエンスの重要性が指摘されていますが、その場合、「折れない心」と訳されることがあります。

 

失敗や挫折をしたとき、なかなか結果が出ずに疲れ果てて力が出ないとき、孤独な闘いで不安に襲われたとき、多くの人は、心がポキッと折れて投げ出してしまいがちです。目標を必ず実現する<独学1.0>を実践するには、そんなときにも一歩持ちこたえて、最後までやり抜くような「折れない心=レジリエンス」を育てていくことが重要です。

 

瞑想はその一つの心理的な手法なのです。実際に、私自身は東大受験のときも、ハーバード受験のときも、そして今でも続けています。瞑想の時間をもつことで、初心に立ち返り、モチベーションを維持することができています。

 

また、最近では欧米のビジネスリーダーの間でも、瞑想(meditation)が「マインドフルネス」という概念とともに注目されています。マインドフルネスは宗教的な要素をなくし、科学的にその効果を検証していることが社会的にひろがっている理由でしょう。瞑想を通して、ストレスを和らげ、集中力を高め、幸福感や心身の健康を高めることで、結果的にはビジネスの成功につながると考えられ、グーグルやインテルなどの米国企業の社員の間で実践されているといいます。

 

独学は、頭に負荷をかけてたくさん使い、体も多少無理をして酷使するからこそ、心をどうメンテナンスしていくかも重要な要素です。毎日の瞑想の実践で、「レジリエンス=折れない心」を育て、目標の実現に向かって最後までやり抜く力の源泉を持ちましょう。

(『最強の独学術』より一部抜粋編集) 

最強の独学術 自力であらゆる目標を達成する「勝利のバイブル」

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