まなブロ by 本山勝寛

「学びのエバンジェリスト」本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

ASEAN事務局長と

ギニアからパリ経由で日本に帰国したその二日後、インドネシアジャカルタに飛んだ。
ジャカルタには東南アジア10カ国が加盟するASEAN事務局がある。今回の出張の目的地だ。

私にとっては、インドネシアも東南アジアも初めての訪問だったが、今回は1泊2日の強行軍で町並みをゆっくりみる時間もなかった。そんな中、移動中に目に留まったのが、ヒッチハイクをしているような人が車道の横に等間隔で並んでいる風景。これは実際にヒッチハイクをしているのではなく、一人で車を運転していると罰金が課される道路の対策として、車に便乗するという「仕事」だそうだ。罰金をとられるよりも、この「ヒッチハイカー」にチップを渡したほうがずっと安上がりというわけだ。それでは、車の通行量を規制しようとする政府の意図が形骸化されてしまうわけだが、そのくらいジャカルタは今交通量が多い。市内を移動するのにも常に渋滞。運転手に目的地までの時間を聞いても、答えられないのだ。

そんなジャカルタに事務局があるASEANは、昨年末にASEAN憲章が加盟国によって署名されたばかり。ようやく法人格をもつ機構として、スタートしようとしている。その憲章とともにASEAN事務局の強化に務めるのが、元タイ外相のスリン・ピッスワン事務局長。ハーバードでPh.Dを取得した国際派だが、とても物腰の柔らかい紳士な方だった。
タイ、フィリピン、シンガポールなど経済発展を遂げ比較的民主化も進む旧加盟国と、ミャンマーなどの新加盟国とのギャップを埋めていく作業に苦心しながら、ASEAN事務局職員のマインド・チェンジにも奮闘している。
今回の仕事は民間とASEANとのパートナーシップを強化していく今後の動きの端緒となるもので、よい流れができたらと思う。

ミャンマーや中国の災害援助でもそうだったが、欧米政府やNGOが現地入りすることに抵抗のあるアジアの国々は多い。そういったところと、日本や日本の民間が普段から信頼関係を築いておくことで、できる仕事は大きいはずだ。

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↓↓ASEANとの共同記者会見の動画(筆者撮影)をユーチューブにアップしました。