まなブロ by 教育イノベーター本山勝寛

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

根と弓

4月になりましたね。

意気揚々と9月に訪米してから、あっという間にあと2ヶ月間の留学生活となりました。まるで、咲いたと思ったら散っていく桜のような気持ちです。
日本人が桜を愛するのはその散り際の美しさにあるのでしょうか。

僕はまだまだ花開いてもいないのに・・・といった感じです。
でも、例え短い期間でも、たとえそのときに花開かなくても、きっと目に見えない地中で、根が深く広く張っていることを信じています。

春休みの期間、遊びすぎたのか、休みすぎたのか、(日本語の)本を読みすぎたのか、走りすぎたのか(もちろんボストンマラソンに向けてですが、この期間に合計40kmくらい走りました)、気づいたら課題が山積みに・・・
明日提出の課題が3本です。

いつもながら、

"IMPOSSIBLE"

というワードが何度も目の前をちらついていますが、今回もなんとかやっつけます。
相変わらずタイムマネジメントが下手ですが、「火事場のばか力」だけはついてる気がします。
アルク英辞郎によると英語では
There is no such conquering weapon as the necessity of conquering.
というそうです。
日本語は火事で追い込まれてるのに、英米はconqueringで攻めの姿勢なわけですね。
国民性の違いによる、力の出し方の違いでしょうか。それとも歴史の違いか。

日本人が能力以上の力を出したのは、やっぱり、黒船に腰抜かしそうになったときと、アメリカにメタクソにやられて死にそうになった戦後でしょうか。

日本人はビジョンとかよりも、危機感で強くなれるのかなぁ、なんて考えたりもします。
映画『日本沈没』なんかも、そういう日本ならではの映画なのかもしれません。

そういえば、三島由紀夫が『若きサムライのために』で、

「危機というものが男性に与えられた一つの観念的役割であるならば,男の生活,男の肉体は,それに向かって絶えず振りしぼられた弓のように緊張していなければならない。」

というようなことを書いていました。

火事場のばか力から、振りしぼられた弓の緊張力に。
ハーバードでの危機生活は続く。


変なこと考えてないでがんばって課題終わらせてね、と思われた方、同情の一票よろしくお願いいたします。
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