本山勝寛 SNSフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

ハンセン病

「無関心との闘い」ジュネーブでハンセン病シンポ

第5回ハンセン病と人権国際シンポジウムをジュネーブのGraduate Institute(国際・開発研究大学院)で開催した。日本財団が実施してきた世界5地域シンポシリーズの最終回で、全世界からハンセン病回復者や人権専門家、国際機関代表らが参加。2010年に国連総…

ハンセン病キャンペーンが拡がってきた

先日、「アイス・バケツ2.0を日本発で拡散させませんか?」という記事を書いて、ハンセン病について考え、偏見や差別をなくすためのキャンペーンへの参加を呼びかけました。1月25日の「世界ハンセン病の日」に合わせた「THINK NOW ハンセン病」という動画メ…

アイスバケツ2.0を日本発で拡散しませんか?

今年の夏、世界中の有名人が氷水をかぶり、難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)への理解や寄付を呼びかけるアイスバケツ・チャレンジが流行りました。あれを見ながら、普段NPOや社会課題の啓発に取り組んでいる身として、これはすごい拡散力のあるキャンペ…

ダライ・ラマ師と奨学金を創りました

先日、デリーでダライ・ラマ法王と面談し、同師と日本財団で共同設立した「ダライ・ラマ笹川ハンセン病奨学金」の設立記者会見を行った。内容としては、以下毎日新聞の報道の通り。 ダライ・ラマ14世:インドのハンセン病患者らに奨学金 ◇日本財団とともに…

両陛下のハンセン病療養所訪問が投げかける忘却との闘い

天皇、皇后両陛下が宮城県のハンセン病療養所東北新生園を訪問され、国内のハンセン病療養所14施設全ての入所者との交流を果たされた。このニュースはマスコミでもトップニュースとして報道され、普段は地味な話題としてあまり報じられないハンセン病関連と…

もののけ姫とハンセン病と生きるということ

昨晩、『もののけ姫』が放送された。ツイッター上の人気ワードはもののけ姫の関連ワードで埋めつくされ、「バルス!」で記録をつくったラピュタを彷彿させるさすがの人気作品だ。もののけ姫には様々なメッセージが込められているように思うが、その一つを少…

ハンセン病二人の闘士の死の意味

ハンセン病患者、回復者への差別と闘ってきた二人の代表的人物が立て続けに亡くなられた。 一人は、全国ハンセン病療養所協議会会長の神美知宏(こう みちひろ)さん。 もう一人は、ハンセン病違憲国賠訴訟全国原告団協議会会長の谺雄二(こだま ゆうじ)さ…

「風立ちぬ」とハンセン病

一昨日8月26日の夜、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、映画「風立ちぬ」の制作に向かう宮崎駿監督を密着したドキュメンタリーが放映されていた。私は正直なところ「風立ちぬ」をまだ観ていないので、何かを述べるような立場ではないし、日本禁煙学会…

ローマ法王が差別表現「キャリア主義はハンセン病」

カトリック・ヘラルドの6月6日付記事によると、ローマ法王フランシスコが「キャリア主義はハンセン病だ。(Careerism is leprosy, leprosy! Please no careerism.)」と語った。カトリック聖職者や教皇庁スタッフの育成機関Pontifical Ecclesiastical Academy…

家族から見捨てられ…インドの友人のスピーチ

今回の出張先のイギリスには、人生で初めてパスポートをつくり、人生で初めて海外に出ることになったインドの友人が来ています。各種証明書をそろえにくい立場にある彼にとって、パスポートをつくり、英国ビザを取得するだけで、一大イベントのように大変だ…

韓国誌への投稿〜内村鑑三と金教臣、ハンセン病

だいぶ前のことですが、韓国のハンセン病機関紙に投稿した文章を掲載します。歴史には、忘れられてはいけない歴史があると思います。 - 日韓無教会交流史とハンセン病〜小鹿島を訪ねて3月上旬、韓国のハンセン病関連施設を視察する機会を得て、かつて世界最…

世界最大の隔離島〜韓国「小鹿島」

出張で韓国を訪問した。8年前には1年間留学もしていたが、仕事で来たのは初めてだ。目的は韓国のハンセン病関連視察の訪問だ。韓国は今でこそ新たなハンセン病患者がほとんど出ていないが、つい数十年前まで数万人規模で患者が存在していた。今も回復者(…

ゲバラの足跡とハンセン病

ペルーのアマゾン地帯に位置するウカリヤ州プカルパを訪問した。首都リマから飛行機で1時間程のところだ。ハンセン病の患者、回復者の方々とお会いし、当地のハンセン病対策の現状を視察するためだ。ペルーは、隣国ブラジルが世界第2位の年間新規患者3万…

遠藤周作『わたしが・棄てた・女』

インドへ飛ぶ機内で遠藤周作『わたしが・棄てた・女』読了。 キリスト者である遠藤周作が、神の沈黙、人間の愛、運命といったテーマをハンセン病という一筋の糸をもちいて描いた作品。わたしが棄てた女 (講談社文庫)作者: 遠藤周作出版社/メーカー: 講談社発…

世界最多の患者を抱えるインドにて

アフリカ出張からの帰国を本ブログ上で報告する間もなく、インドはデリーに着きました。 インドは2回目、デリーは初めてです。さすが発展著しいだけあって、空港から市街地までの移動だけでも建設中の建物がたくさんみえました。 今回の出張も担当であるハ…