2007/09/21-10:19 平和大使に五嶋みどりさん=子供たちの教育活動評価−国連
【ニューヨーク20日時事】国連は20日、国際舞台で活躍するバイオリニストの五嶋みどりさん(35)やヨルダンのハヤ王女(33)ら4人を平和大使に任命すると発表した。国連平和大使は計8人となる。日本出身者の平和大使就任は初めて。
五嶋さんは4歳の時にバイオリンを始め、1982年に米国デビュー。「天才少女」として故アイザック・スターン氏らと共演した。非営利団体(NPO)「みどり教育財団」を設立し、子供たちの音楽教育に当たっていることなどが評価された。平和大使として、貧困撲滅に向けた具体的目標「ミレニアム開発目標(MDG)」の啓発活動に従事する。
五嶋さんは「就任を勧められてうれしく思います。理想の代弁者となることを楽しみにしています」とコメントしている。チェロ奏者のヨーヨー・マ氏らも平和大使を務めている。
音楽のことはよく分かりませんが、五嶋みどりさんといえば、弟さんの五嶋龍くんがハーバードに来ていたことから、あの天才音楽一家に関心をもっていました。日本人ではじめての国連平和大使就任らしいので、ぜひがんばってほしいなと思います。
「みどり教育財団」という音楽教育の活動もしているようで、勤め先の日本財団が全面支援してる日本音楽財団とも何か一緒にできないかと思い巡らせます。日本音楽財団の事業、名器ストラディヴァリウスの貸し出しも、かつてみどりさんにしていたみたいですし。
話は変わりますが、日本財団の笹川陽平会長も昨日、外務省からハンセン病人権啓発大使に任命されました。(詳細は日本財団ブログマガジン)おかげで昨日は、広報関係のやり取りで、てんやわんやでした。詳細は船中八策財団日誌で書けたらと思います。
ソフトパワーを研究していたとき、それと、NPOなんかで世のため人のために働いている多くの人と出会いながら感じていることですが、「平和大使」って結局、一人ひとりが意識をもって取り組んでいくことなんだと思います。小さなことからでも、意識と行動しだいで、一人ひとりがPeace Makerになれるんだと思います。