本山勝寛 4kizフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

海と共に

今日はニューイングランド水族館New England Aquarium)に行ってきました。
家から地下鉄で10分くらいのところにあります。

ボストンは、牡蠣やロブスターなどシーフードが有名な港町で、寿司もおいしいお店が多いようです。
家でもたまに魚を買って食べたりしています。
で、アメリカで魚を食べてると、「日本食の素晴らしさ」を改めて再発見するんですね。
さらには、日本ってそういえば「四方を海に囲まれた島国」だなってことも改めて認識するんです。
そういう日本が、地球の70%を占める海について、食文化からレジャー、産業、経済、エネルギー、環境、戦略までしっかり考える必要があるなぁということを時折思ったりもします。
たとえば、最近の海洋基本法成立への動きなんかも気になっていたりします。(その動きの中心人物の一人がハーバードと関わりの深い武見敬三参議院議員であったりもします。参考サイト、および、ハーバード武見プログラム


そういう思想は置いといて、今日は、純粋に試験終了後の楽しみとして、水族館に行ってきました。
巨大ウミガメに魅了されたり、小さなクラゲが放つ光に心癒されたり、腕を乾かすペンギンと見つめ合ったり、アナコンダに恐れおののいたり、といろいろ面白かったです。


僕は日本でも、品川や江ノ島、池袋とか何度か水族館に行ったんですが、その度に何だか分からない「癒し」を感じるんですね。ボストンで今日行ってみて感じたことは、それは海の力なのかなぁと。

生命を育んできた母なる海の

海の生き物って、地上よりも豊富でへんてこな生き物が多いんだけど、すごく生命力にあふれていながらも、自然なんですよね。
一つ一つの姿に、意味があって生き生きしてるんだけど、全体でまた一つになっているというか。

そんなことを、ちょこっと感じつつ、隣接するニューイングランド最大のスクリーンを持つ映画館IMAXでアニメーション映画『ハッピーフィート』を観ました。
ペンギンがタップダンスする映画ですね。日本では3月公開されるようです。
陽気で、かわいくて、面白かったんですが、最後のメッセージにやや疑問を感じました。
「ペンギン保護のために、漁はよくない」という感じのメッセージがこめられていた気がします。
本当にそうだろうか?温暖化のほうが問題なのではないか?漁師は自分たちの商品を持続させるために無茶な漁業はしないんじゃないか?
そもそも、もっと根本的に、子供たちに伝えるべき何かが違うのかなぁ、とも。

映画自体はおもしろかったし、子供向けのアニメ映画に、いちゃもんつけても仕方ないんですが、
「海」をしっかり考えること、海を「保護の対象」として考える西洋風の思想ではなく、「海と共に生きる」思想を日本はリードしていくべきなのでは、と感じました。
もちろん、それは、日本が海に守られてきたことを再認識し再評価することから始まるのだと思いますが。(関連する海洋保護区や世界遺産に関する読売の記事


海は男の思想を大きくしてくれます。
咸臨丸で嵐の中アメリカに渡った勝海舟福沢諭吉のように、海援隊を作り、船中八策を作った坂本竜馬のように、七つの海に出て、世界を大きく深く描ける日本人が育ってほしいものです。


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