前回からの続き
1章①生い立ち
1章②野球
1章③バイト
1章④夢
1章⑤飢え
苦労話をすることがここでの目的ではないが、僕は少年時代、すごく飢えていた。
飽食時代と言われる現代日本で珍しいケースだと思う。貧しかったから、飢えていたから、東大に合格した、ハーバードに合格した、と言い切るつもりは全くない。しかし、そのような貧しさ、飢えを乗り越えてきた、精神的なハングリーさは僕の人生をつくってきた大きな要素だし、これからもそうだと思う。
よくアジアやアフリカの人々を見て、「彼らにはハングリー精神がある、日本の若者にはそれが欠けている。」と言われる。一概に言い切るつもりはないし、自分自身をそのような「日本の若者」の一人に入れてほしくないが、実際当たっている指摘だと思う。
今の現状に満足しないこと、
より前を、より上を、より良きものを目指すギラギラした目の輝きを持っていること、
常に飢え渇き何かを欲していること、
勝ちたいと想うプライド、
のし上がりたいという欲望、
歴史に名をはせたいという野望、、
男なら、若者なら誰もが持っていていいと思う。
僕は小学校時代、『漫画日本の歴史』シリーズをよく読んでいた。他のマンガは買ってもらえなかったので、そればかりを読んでいた。登場する歴史上の人物の顔と名前、台詞まで覚えた。特に好きだったのが、戦国時代だ。天下統一を夢見る武将たちの戦いに血がたぎった。戦争の悲劇など分からない年頃だったが、野望を抱いて生き、死ぬことのかっこよさはよく分かった。全く平和な時代に生きていたが、男としてそうありたいと感じていた。
やさしさやあたたかさは、そういうものの奥にあってこそリアルであると思う。これは単なる主観だが、僕が感じてきた「飢え」は今も生きており、同じ匂いを嗅いだとき妙な共感を覚える。僕は、豊かさというもが単に満ち足りた世界なら、いつまでも貧しくありたい。いつまでも飢え続け、いつまでも何かを求めていたい。
受験は戦争である。
この定義に僕は同意する。
しかし、それ以上に人生は戦争だ。勝ったとしても負けたとしても、戦うことでぼくらは何かを得て強くなる。
今回、東大とハーバードという二つの受験記を書くことで僕が伝えたいこと。それは受験で勝ち抜く方法論ではなく、戦いに勝つ精神論である。僕は日本の若者にもっともっと強くなってほしい。日本を担い、世界を変える気概を持ってほしい。そして、そういう仲間と何かをしていきたい。日本を、世界を、良くしていきたい。
第一章「飢えと渇き」 完
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