まなブロ by 教育イノベーター本山勝寛

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

34歳を迎えて

昨日、34回目の誕生日を迎えた。

今日から始まる国連防災世界会議の準備と出張で忙殺され、それどころではなかったが、備忘録がてら雑記を記しておきたい。

自分の命は自分のものだけではない。

父と母が結婚し、愛し合い、生まれてきたのが私だ。その父と母もそれぞれの父母、私にとっては祖父母たちから生まれ、かつては赤ん坊だった。そうやって辿っていくと、いつかは人類の先祖といえる一人の男と女に辿りつくのかもしれない。それはすべての人にとっての先祖であり、親でもある。

そして、もっと先を辿っていくと、多種多様な生き物がいて、それを育む地球という奇跡の星があり、太陽系があり、宇宙がある。138億年以上も前からこの宇宙は存在し、その100億年も前の星々の光を今も夜空に届けてくれている。大きな大きな存在の中に、私たちは包まれいる。

こんなにも素晴らしい世界があり、多くの人々の命のタスキが引き継がれ、私自身の命が与えられた。地上で生きるのはたった数十年、長くても100年だ。長いようで短い。しかし、その短い人生の煌めきが引き継がれて、今のこの世界と私たちが存在する。

34年間を生きて、人生の3分の一、いや半分を折り返したのかもしれない。私の母は47歳で他界したことを想うと、地上で生きるこの生は限られた時間のなかの、借りものであることを痛感する。

借りものの人生の中で、何が残せるか、分からない。ただ、文字通り、一生を懸命に、真摯に生きたいと思う。

幸いにも、子ども3人に恵まれた。生涯を通して幸せにしたい、いや、一緒に幸せになりたいと想える生涯の伴侶が与えられ、その結実が愛する子どもたちだ。子どもの笑顔と寝顔を見つめていると、この子たちのために生きたいという想いが自然とこみ上げ、虚ろのようにも思えた自分の命の絶対的な意味を感じる。

生涯において何をなしたいか。
先日、自分にとって大きな出来事があった。しかし、それもまた一つのプロセスに過ぎない。天職が何か、未だに模索し、もがくように生きている。
ただ、一つ言える確かなことは、愛する妻と子どもたちのために、少しでもよい世界を残したい。笑顔と、希望と、発見と、喜びと、愛に満ちた世界を。