小学校での研究授業に取材に行ってきました。
芸術活動を活用して教科学習の理解促進につなげるというカナダのプログラムを日本に紹介する試みです。
カナダのLTTA(Learning Through The Arts)というプログラムで、日本ではアートワーク・ジャパンというところが主催して、カナダのEducatorなどを招へいしてワークショップや研究授業を行っています。
詳しくは日本財団ブログマガジンに後日書く予定なので、関心のある方は楽しみにしていてください。
アメリカの教育大学院で研究していたといっても、日本の学校現場を訪れたのは久しぶりのことで、とても新鮮で楽しかったです。
日本も総合学習という切り口から様々な取り組みを試みているようですが、「ゆとり教育」政策も見直されはじめ、まだまだ迷走している状態ですね。だからこそ、研究とパイロット事業、モニタリング・評価を重ねることで、それぞれの現場、生徒にとってどういった教育実践が必要なのかを模索していくべきだと感じています。
日本は元来、詩歌俳句や農林漁業を通して文武両道を実践してきました。その国民の総合的な教育水準の高さが日本の見えない資産であったといってもよいでしょう。日本の伝統的資産を生かしながらも、外のものをうまく導入し応用させる「日本らしさ」をさらに活用して、日本の教育が世界に冠たるものとなれたらと願っています。