本山勝寛 4kizフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

『思考の整理学』と中国古代の思考術

外山滋比古氏の『思考の整理学』を読んでいる。ずいぶんと前に書かれた本だが、東大・京大の大学生協で人気だったことで全国に火がつき、ロングベストセラーとなっている。そこで紹介されている気になった言葉がある。中国の欧陽修という人の「三上」というもので、「馬上、枕上、厠上」で物事の思考・発想がうまく進むという意味だ。現代でいうと、枕は夢や起きた瞬間、厠はトイレ、馬上は電車のなかや自転車だ。それにお風呂のなかをいれると、私がまさに新しいアイディアを浮かべたり、整理したりする黄金の時間で、遠い昔から人間の思考法は変わらないんだということに驚いた。

今日は仕事始めだったが、会長訓示でも言及されていたのが、24時間たえず頭のどこかで「いかによい仕事をするか」を考える必要があるとのこと。たしかに、価値ある仕事がうまれるのは、実は9時―17時以外のオフィスにいないときのほうが多かったりする。ちょっと心静めた自然体のときにこそ降りてくる「啓示」を今年も大事にしていきたい。

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