本山勝寛 SNSフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

テレビ局を舞台にした小説『虚像の砦』

虚像の砦 (講談社文庫)

虚像の砦 (講談社文庫)

最近はそこそこ読書をしてきたつもりだが、次回作のネタでもあるのでブログではあまり紹介できていなかった。この本は次回作で触れていないが、面白かったので紹介したい。
「虚像(メディア)の砦」はテレビ局を舞台にした企業小説/経済小説ハゲタカ(上) (講談社文庫)など最近人気の経済小説家、真山仁による作品。
中東での日本人人質事件と「自己責任」論にまつわる政府とメディア報道の対峙、バラエティ番組で視聴率を稼ぐ敏腕プロデューサーの葛藤、テレビ局経営陣の粉飾決算総務省のやり取りなどがからみあう。下手な広報論の入門本を読むよりテレビ業界の内実が分かるし、純粋に経済小説として、ノンフィクション的小説として面白い。息をつかせず読ませる筆致力がある。おススメの一冊だ。

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