ハーバード公衆衛生大学院で研究している友人がおもしろいブログ記事を投稿していたので紹介します。
タイトルは「HIV/AIDSの予防に、コンドームは効かない?! 」。
かのScience誌に掲載された「HIV予防の再考」と題されたアフリカ地域におけるHIV予防策に関する論文についてです。
論文の要旨は、既存の対策の中心であるコンドーム使用促進の効果はアフリカでのHIV予防には限定的で、代わりに、「複数のパートナーとの性交渉を抑制すること」と、「男子の割礼」のほうが有効であると様々なデータを使って論証しているそうです。詳しくは上記ブログ記事、あるいは論文を読んでみてください。
アフリカの公衆衛生は教育開発とともに関心のある分野で、上記の対策法は前々から気にしていたのですが、サイエンス誌に論文が掲載されたことが注目に値しますね。これに対して、欧米の学界やWHOはどのように反応するのでしょう。
早速、Science誌を入手できたら読みたいと思います。