今日は、いつも食事を作ってくれる妻に感謝して、僕が手料理しました。
僕は高校時代から家事をやってることもあり、料理に苦手意識はありません。
「さばの味噌煮」と「韓国わかめスープ」を作りました。奥にあるのは、韓国系スーパーで「ただ」でもらえるおからを使った料理と、牡蠣キムチです。牡蠣キムチは最近夫婦ではまってます。
留学生活で苦労するうちの一つは食生活ですが、幸いその点、ぼくは恵まれています。
ボストンで豊富に手に入る日本食材・韓国食材を使って、妻の手料理を毎日おいしくいただいています。おかげで、アメリカに来てもまだ太っていません。
妻がよく友人に聞かれるらしいですが、僕は週に一度ほど料理して、皿洗いを担当します。海外では夫婦の役割観も様々ですが、今のところダメ出しはされていない模様です。(この記事を書いたあと偶然にも、最近の女が男に求めるものは “cute butts and housework(a willingness to wash dishes)”(キュートなオシリと皿洗いを進んですること)というNY Timesの記事をみてふきだしてしまいました。笑 参考ブログ)
多様な社会アメリカに来て、「食文化」や「家族」観などもいろいろと考えたりします。
最近は、日本食が世界に広まれば、もっと世界が平和になるという仮説に、益々、自信を深めています。w
さて、今日1月15日は、アメリカでは「マーティー・ルーサー・キング・Jrの日」で、国民的「ヒーロー」であるキング牧師の誕生日を記念した祝日です。
有名な彼の演説「I Have a Dream」を聴くと、いつでも鳥肌がたちます。
牧師として世界に大きなインパクトを与えた彼は、マザー・テレサなどとともに、尊敬する人物の一人です。
そして今日はまた、ゴールデングローブ賞の発表日でもありました。
今、中継を見ているところですが、「硫黄島からの手紙」が外国語映画作品賞に選ばれました!
アメリカ映画界の重鎮クリント・イーストウッドが、同じ舞台を日米両方の視点から描きつつも、家族愛や人間のもつ感情の普遍性に光を当てているところがいいですね。
特に、捕虜になったアメリカ兵のポケットから出てきた母親の手紙を読むシーンが胸に響きます。
それと、今回日本ではあまり注目されてないようなのですが、テレビ部門の助演男優賞としてマシ・オカという日本人俳優がノミネートされていました。
「HEROS」という最近人気を博しているテレビドラマで、僕もこっちにきたぐらいの頃から、日本語が流れるドラマとして気になっていました。
その日本人役の名前が「ヒロ・ナカムラ」といって、ドラマの題名のHeroにかけてるわけです。僕も、こっちでは「かつひろ」だと長いので「Hiro」と呼んでもらってることもあって、他人とは思えない存在なわけです。
でもこのヒロさん、オタク系の典型的な日本人ステレオタイプの役で、下手な英語(ジャパニーズ・イングリッシュ)を使うから、何だかなぁと思ってたんですが、実は俳優のマシ・オカさんは完全なネイティブのようです。ドラマでも、ジャパニーズ・イングリッシュと日本語、ネイティブ・イングリッシュを使い分けている点が評価されています。
調べたら、子供の頃から天才と評され、ブラウン大卒業後、ハリウッドのデジタル視覚効果アーティストもやっているようで、今後の活躍が期待されます。
もちろん、僕も同じ「ヒーロー」として、彼らに負けないようにがんばっていきたいと思います。