本山勝寛 4kizフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

ハーバードロースクール?

先日テレビ放送してた映画『キューティー・ブロンド』を観ました。
フラれた彼氏を追って、ブロンドの女の子がHarvard Law Schoolに行ってしまうっていうやつです。

映画としては普通に楽しめたんですが、気になったのがその入学にいたる過程。
ブロンドの彼女はニューヨーク州立大でファッションを専攻。
卒業論文は「水玉模様の歴史について」だそうです。
大学時代、遊びまくってた感じですが、社交クラブの代表みたいのもやってて、一応、課外活動は積極的にやってたみたいです。
重要なのが、そんなに遊びまくってたのにもかかわらず、成績はオールA、つまりGPA4.0。学部のレベルがどんなものか分かりませんが、このGPAは大きい?
そして、ある日ハーバードロースクールに行くことを決めてLSAT(ロースクールの適性試験GREみたいなものですね)の勉強を始め、見事ほぼ満点(179ぐらい?)をとる。
ハーバードロースクールの25th−75th%が169−175なので、ハーバード入学者の中でも上位に位置する点数ですね。彼女がどうやって、そんな点数をとったのかは、熱心に勉強している姿以外は分かりませんが、とにかくそのスコアをとったわけです。
そして、エッセイの代わりに、ビデオレターを送ってました。しかも水着で。w
指定された形式に沿わなくても、そういう方法もありなんですね。(あくまでフィクションですが。。)
そして、審査の結果、合格が出るわけです。
印象的なのが、「Diversity(多様性)を重視する。」という台詞ですね。
水着のビデオレターを送る志願者なんで他に皆無でしょうし、ファッション専攻というのも目立ちます。そういうバックグラウンドをユニークと評価してしまうところがアメリカなんでしょうか。
もちろん、審査対象となるためには、LSATとGPAのスコアがなければ話になりませんが、それは満たしているわけなので。
あくまで、フィクションですが、そこらへん面白いなぁなんて思いますね。
それでも気になったのが、エッセイ代わりのビデオレターでは、自分のアピールはしっかりしてるんですが、なぜロースクールに行きたいのか、なぜ法律を勉強し法務家になりたいのか、なぜハーバードを選んだのか?という部分が全く語られていませんでしたね。
エッセイを今真剣にやっている者として、この部分が語れていないとNGじゃないかな、なんて思いました。

映画はどうでもいいんですけど、入学審査基準ってすごく気になりますよね。
僕のほうは、いよいよ出願が見えてきました。

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