まなブロ by 本山勝寛 教育イノベーター・日本財団子どもの貧困対策チームリーダー

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

アフタースクール代表平岩さん初の著者『「自己肯定感」育成入門』

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日本の放課後プログラムの充実に向けた先駆者に「放課後NPOアフタースクール」というNPOがある。

 

社会人一年目のときに出会った頃は、まだNPO法人格を取得される前後の小さな所帯だったが、いまやスタッフ230人を抱える日本の教育NPOを代表する団体に成長している。

 

団体創設時から、諸外国と比べて日本の放課後には子どもたちの成長につながる充実した放課後プログラムが絶対的に不足していることに課題意識を持って、取り組まれてこられた。この10数年にわたる団体の着実な成長は、日本社会においてまさに子どもたちの放課後の充実がニーズの高いテーマであることを物語っている。

 

その放課後NPOアフタースクールの代表が平岩国泰さんだ。先駆的なNPOの代表として、本も出されていたのではと勝手に思っていたが、実はこの度初めて本を出版された。タイトルは、『子どもの「やってみたい」をぐいぐい引き出す!「自己肯定感」育成入門』

子どもの「やってみたい」をぐいぐい引き出す! 「自己肯定感」育成入門

子どもの「やってみたい」をぐいぐい引き出す! 「自己肯定感」育成入門

 

 

塾や習い事のように、子どもたちの知識やスキルの向上を主目的とするのではなく、「市民先生」によって子どもたちの「やってみたい!」を伸ばすアフタースクールならではの現場からの気づきが豊富に紹介されている。

 

  • 目標は非常識なくらい低く設定する
  • 子どもを周りの子や兄弟姉妹、昔の自分(親)と比べるのではなく、「ちょっと前のその子」と比べる
  • 子どもに失敗させないように大人が気を配りすぎない
  • 大人(親や教師)がうまくいかなかった体験を子どもたちに語る
  • 子どもが生まれた日や小さかった頃の話をする

などなど、子どもの自己肯定感を伸ばすのに具体的なアドバイスが紹介されており、子育てや教育に参考になる。子育てに不安を感じている親御さんはぜひとも実践してみていただきたい。

 

「それでいいんだ」と気持ちが楽になるだろうし、なによりも子どもが笑顔になることで、子育てを楽しめるようになると思う。

 

日本の子どもたちも、親も、もっともっと自信を持って楽しく生きれる社会になるとよいなあと、著書を読みながら改めて感じました。