まなブロ by 本山勝寛 教育イノベーター・日本財団子どもの貧困対策チームリーダー

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

イメージしづらい「子どもの貧困」を真剣に考えさせられるマンガ

吉岡里帆主演ドラマで放送中の「健康で文化的な最低限の生活」。原作となっている同名タイトルの、柏木ハルコ氏作品の中の漫画を、いま大人が読むべきマンガとして先日紹介した。

motoyamakatsuhiro.hateblo.jp

 

このマンガ『健康で文化的な最低限の生活』の最新刊である第7巻は、子どもの貧困がテーマだ。

 

万引きや物乞いをしてしまう、小学生低学年の子ども。決してグレた中高生の不良の話しではない。物心ついたばかりの小さな小学生だ。

 

なぜこの子たちは物乞いをしなければならなかったのか?

 

その子たちの母親の状況と生まれ育った環境。さらにその親はどうだったのか。そこには「貧困の連鎖」という言葉だけでは理解できない、複雑な難しさがある。

 

この物語も脚色されたフィクションというより、実際に日本社会に存在する現実に近い。私も日本財団で子どもの貧困対策に取り組んでいるが、実際にそういったケースは珍しいことではないのだ。

 

子どもの貧困というと、日本にそんなもの本当に存在するの?昔はもっと貧しかったでしょ。大した問題じゃない、と思う人も少なくないだろう。しかし、問題は複雑で、現実に存在する。苦しんでいる子どもはこの日本にたくさんいるのだ。

 

イメージしづらい子どもの貧困問題を考えるさいに、ぜひ読んでおきたいマンガであり、参考図書だ。