まなブロ by 本山勝寛 学びのエバンジェリスト・日本財団子どもの貧困対策チームリーダー

「学びのエバンジェリスト」本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

奨学金問題の根っこは教育現場での「お金のタブー視」

お金と暮らしのネットメディア「Owlly」に、ガッツリとしたインタビュー記事が掲載されました。“在学中に実家に仕送り、借金は400万円。それでも必要だったーー本山勝寛さんに聞く奨学金制度の意義"

www.watch.impress.co.jp

 

『今こそ「奨学金 」の本当の話をしよう。』で書いたことから、さらに踏み込んで話しました。

特に、教育現場でお金の話がタブー視されていて、そもそも日本の子どもは「お金リテラシー」が低いことに対して、世の中ではあまり語られていませんが、実は奨学金問題の根っこの問題なのではないかと懸念しています。以下、一部引用します。

 

 本山:学校でもそういう金融リテラシーというか、経済というか、社会についてもう少し現実的なことを勉強したほうがいい。

「将来の夢はプロ野球選手です」みたいなのって小学生まではよいですが、実際に高校を卒業したらどんな仕事をするかを現実的に考えて選ぶわけですから、生涯賃金がどのくらいになってどうなのかっていうのは、普通に勉強するべきだとは思います。

お金の話がわりとタブー視されているというか、日本の教育現場では扱ってはいけないことになっていると思うんですけど、でもそれって本当にいいのかなというふうには思います。結構大事なことじゃないですか、人生の中で。


ある種の「聖域」のようなものかもしれません。

本山:お金が汚いもの、そういう固定観念はあるのかもしれないですけどもね。私なんかは中学の頃から新聞配達して「これで500円だ」みたいなのを計算しながら、このお金で生活できるとか考えたわけです。

それなくしてなかなか生きていけないというのが現実なので、早いうちに、そういうことに触れられたっていうのは、苦労はしましたがいい経験だったと思っているんですね。

私の高校もアルバイト禁止だったんです。私なんか本当に必要だから黙ってやっていたんですけど、何か後ろめたい気持ちでやっていて。立派な社会経験だと思うし、すごくいろいろなことを学べたし、生活的にも必要だったので、ちゃんと学校の中でも位置づけてもらいたいんですよね。

部活とかはすごく奨励されて、評価されるじゃないですか。課外活動とかボランティアとかも。でもそれって、アルバイトをやったりとか、お金をもらってインターンやっても評価されるべきだと思うんです。

それがタブー視されていて「お金を稼ぐことは悪いことだ」というふうになっているので、学校でも職業の年収とか、大学だといくらかかるのかとか、そういったことが教育されずいきなり放り出されるっていうかたちかなと。

 『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』は、お金と教育の話をタブー視せずに、お金リテラシーを高めるための本でもあります。