本山勝寛:まなブロ

独学で東大、ハーバード大学院に合格し、国際教育政策修士課程修了。アジア最大級の国際NGOである日本財団で、教育や福祉、NPO支援に携わり世界中を駆け回っています。日本と世界に「学びの革命」を起こすべく、学びのススメを綴ります。 『最強の独学術』https://www.amazon.co.jp/dp/447979610X/

1ヶ月で英単語4000語覚える暗記術

最強の独学術 自力であらゆる目標を達成する「勝利のバイブル」

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 勉強するなかで、暗記力をつけたいという人は少なくないでしょう。せっかく勉強してもすぐ忘れてしまう。記憶力があれば、もっと勉強の成果がでるのに、と思っていないでしょうか。記憶力はもともとの頭のよさだけで決まってしまうと考えている方も多いでしょうが、記憶を定着させるための暗記力は、工夫次第で上げることができます。


暗記のコツは五感をフル活用することです。目で見て、口でしゃべって、耳で聞いて、手で書いて、イメージを想起させながら覚えると記憶に定着しやすくなります。ただ、単語帳の文字を眺めて目で見て追っているだけよりも、その単語を声に出して話して、その自分の声を聞いて、紙に繰り返し書いて覚えるほうが記憶に残りやすいです。さらに、その単語の挿絵などが一緒に入っていると、イメージを想起しながら記憶できるので定着しやすくなります。単語帳などに挿絵がなくても、自分の頭のなかでそのイメージを浮かべるだけでも効果に違いがでてきます。


もう一つの暗記のコツは何度も繰り返すことです。よくある暗記の勘違いは、一度ですべてを100%覚えようとしてしまうことで、一つに時間をかけすぎてしまい、繰り返しができなくなってしまうことです。

 

短期記憶と長期記憶の違いについては、聞いたことがある人も多いと思います。人間の脳には一時的にその情報を保存するための記憶装置があり、そこに保存されたものを短期記憶といいますが、しばらくすると忘却してしまいます。一方で、脳の別の部分には、その情報が繰り返されることによって重要な情報であるかを判断し、長期記憶に移すという機能があります。
 この脳の特性のために、暗記作業は一度きりですべてを完璧に覚えようとしても、数週間もすると忘れてしまいます。数日間のみ短期記憶に保存できたとしても、長期記憶には残らないのです。逆に、一回で完璧に覚えられなかったとしても、何度も繰り返してその情報をインプットするほうが長期記憶に定着しやすいのです。

 

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『最強の独学術』より

私はハーバード大学院の受験のために、GRE(Verbal)というアメリカ人が受ける試験でハイスコアを出すために、アメリカ人でも難しいような超難単語4000単語を1ヶ月で記憶したことがあります。その方法は、1ヶ月間で4000語をじっくり一回で覚えきろうとするのではなく、暗記作業を7回以上繰り返すことで成功させました。つまり、1周目は1日400単語の暗記を10日間行います。単語の意味が分からなかったものにチェックをして、それらを暗記するように五感を駆使して覚えます。そのとき、完璧にすべてを覚えられなくても、テンポよく次のページに進みます。じっくりやりすぎると、到底一日400単語もできないからです。

 

10日間で4000単語を一周できたら、次に7日間で2周目を行います。1週目で短期記憶に保存したものも、2周目には忘れている単語も多いです。2周目でも意味が出てこなかったものに2回目のチェックを入れます。ただ、記憶が残っている単語もそれなりにあるので、1週目の1回目のチェックよりも数が少なくなります。したがって、暗記作業を行う時間は、1週目よりも少なくすみます。1周目は1日400単語で10日間かかったものが、2周目は1日580単語で7日間でできるようになりました。

 

さらに、3週目以降も同様に繰り返していくと、徐々に長期記憶へと移る単語が多くなり、正答率が高まっていきます。結果的に、3周目は5日間、4周目は3日間、5周目は2日間、6周目、7周目は1日で4000単語をまるまるカバーすることができるようになりました。そうやって1ヶ月間で7周以上、10周ほど繰り返すことで、4000単語の暗記に成功しました。結果的に、GRE(Verbal)でも、それまでは800点満点中280点だったのが、日本人ではほとんど取得できない620点と、目標のハイスコアも取得できました。

 

私は忘れものの多い性格で、暗記科目も嫌いなほうです。決して特別な記憶力があるわけではありません。暗記は勉強の基礎ではありますが、頭のよしあしにかかわらず、コツをしっかりと実践すれば、暗記力を高めることはできるのです。 

※本記事は『最強の独学術』より引用編集しています。

 

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