まなブロ by 本山勝寛 教育イノベーター・日本財団子どもの貧困対策チームリーダー

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

世界に通用する一流の育て方

『世界に通用する一流の育て方』という本が話題になっている。地方公立高校から塾なしでハーバードの学部に現役合格した人の母親による子育て・教育論だ。

大学卒業後に、MBAや大学院でハーバードに留学する例はたくさんあるが、日本の高校卒業後に直接ハーバードの学部に入学する日本人はごく稀だ。日本人でハーバードの学部に入るのは、年2〜3名程度で、それも帰国子女や海外留学の経験のある人、または有名私立中高一貫校からが多い。地方の公立高校で、しかも留学専門塾なしでのハーバードというのは、かなり珍しいといってもい。

実は、廣津留すみれさんというこの方は、私の母校と同じ大分県大分上野丘高校の出身者だ。私の新著『一生伸び続ける人の学び方』でもそのことを紹介させていただいた。上野丘は県内ではそれなりの進学校だが、学校で留学指導は一切しておらず、まさに母親との二人三脚で、独学で英語の勉強やエッセイの準備をして合格されたそうだ。

一生伸び続ける人の学び方

一生伸び続ける人の学び方

小中高校の学費は合計で50万円と、経済的にも効率よくハーバードに合格しているわけだが、その教育方針「義務教育は学校に外注、それ以外は家庭学習」を徹底している。幼稚園には最後の一年間だけ通わせ、家庭で2歳から英語の勉強をはじめ、4歳で英検3級に合格したという。バイオリンも2歳から始め、その後国際コンクールで賞を取るまでの実力になり、その経験がハーバードへの出願にもつながっている。

子どもの教育を学校や塾に丸投げするのではなく、親が一緒になって学ぶこと、あるいは自らが主体的に自分のやりたいことを学ぶことの重要性は、私も大いに共感するところだ。

著書を読むと、かなり徹底した教育を実践しているが、地方の公立高校からでもハーバードや海外のトップスクールを狙えることが分かるし、経済面からもハーバードの学部留学には奨学金がかなり充実しているのでチャンスがあることが分かる。

廣津留さんのような例が、これから日本のいろんな地方から出てきてほしい。また、そういった人材が国内外で大いに活躍するようになってもらいたいものだ。

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