まなブロ by 本山勝寛

「学びのエバンジェリスト」本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

東大理III3兄弟ママが話題だけど、京大3兄弟の強烈オヤジの方がずっとおもしろい件

息子3人を東大に入れた佐藤ママ「受験に恋愛は無駄です」”という週刊朝日(dot.asahi)の記事が話題になり、どちらかというと批判の声があがっている。『受験は母親が9割〜灘→東大理Ⅲに3兄弟が合格!』の著者佐藤亮子氏の公開対談の記事だ。

受験は母親が9割 灘→東大理?に3兄弟が合格!

受験は母親が9割 灘→東大理?に3兄弟が合格!

正直なところ、あまりこの方の教育方針にはさほど興味はなく、いわゆる「教育ママ」を徹底的に窮めた例だなといったところ。

それよりも、私が最近興味深く読んで、大変共感したのは、『強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話』だ。これは、ほんとうに強烈で、子どもが「高校を辞めたい」と言ったら、オヤジが「いいよ」と言って簡単に了承してしまう。そして、子どもは自分で大検を取って塾にも行かず独学て勉強し、京大に合格する、しかも3兄弟ともにだ。その秘訣は、強烈なオヤジが、子どもたちを引き連れて本屋に行き、大量の学習マンガや本を購入して読ませたり、教育によい映画やドキュメンタリーを録画してみせて、それらの感想を言わせたりする独特の家庭教育にあった。

ほかにも、兄弟でロボットコンテストをさせたり、親子でキャンプに行って自然のなかで科学に興味をもたせたりと、子どもの探究心に火をつけること、まず親がその姿勢を自ら示すこと、そして子どもに自分でなんでもやらせてみることを教育方針としているのだ。この考え方は私の学び観とかなり近い。特に、歴史好きになるのに、マンガ『お〜い竜馬』から、司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』を読んだところなんかは、私とまったく同じ道を辿っている。

とにかく、この京大3兄弟の強烈オヤジの話はおもしろい。そして、親や大人が子どもにどう接すべきか、家庭教育のあり方のヒントがたくさん散りばめられている。

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