まなブロ by 教育イノベーター本山勝寛

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

映画『アリのままでいたい』と虫眼を持つ日本人

子どもが夏休みに入った。

3回目の育児休業で子育てに専念中の父としては、腕の見せ所だ。といっても親子で風邪を引いてしまったので、まずは映画鑑賞ということで、昆虫映画『アリのままでいたい』を小1の長男と4歳の長女と観に行った。

この映画は「アナと雪の女王」の続編、ではなく、アリの視線「虫眼」で昆虫王国の姿を撮影した映画だ。大の昆虫好きである長男が喜ぶと思い、早速観に行った。子どもの大好きなカブトムシとクワガタ、そしてスズメバチとの対決で始まり、カマキリの一生を四季と共に追った映像が、虫目線のアングルで追われ、虫の世界に入り込める。

DAIGOのハイテンションなナレーションや、途中に挿入されるギャグタッチのアニメがレビューでは不評なところもあるが、子どもが1時間半を飽きずに鑑賞するにはちょうどよいだろう。うちは親子で一緒に楽しめた。

我が家はカブトムシやチョウチョウ、セミといったメジャーな昆虫採取に始まり、ダンゴムシ、カナブン、オトシブミ、ナナフシ、ミミズ、ムカデ、コウガイビルといったマイナー虫やゲテモノ系まで公園で見つけては興奮しているくらい虫好きだ。虫は身近に存在する本物の生き物であり、隠れたものを見つけ出すという宝探し的な要素もあり、恰好の教育素材だ。私は東大・ハーバードという学歴からか、家でどんな英才教育をしているかよく聞かれるが、一番の教育はこの昆虫採取だと思っている。

もちろん、見つけた昆虫は家で帰った後に、図鑑で調べたり、それでも見つからないものはネットで調べたりする。図鑑でお薦めなのは、映像とセットになった講談社の動く図鑑MOVEだ。昆虫だけでなく、動物や魚、鳥、恐竜、人体といった様々なシリーズが出ていてどれもおもしろい。

DVD付 昆虫 (講談社の動く図鑑MOVE)

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日本人は昔から昆虫が好きな国民だ。以前の記事でも書いたが、これほどまでにカブトムシやクワガタが好きな国はない。手塚治虫養老孟司宮崎駿福岡伸一といった著名人や科学者も大の虫好きで知られている。「虫眼」を持つことは、鋭い「観察眼」と物事への「好奇心」「探究欲」を高めることに大いにつながるのだと思う。

ということで、良い子の諸君とお父さん、虫網を持って昆虫採取に行こう。(熱中症にはご注意を。)

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