まなブロ by 本山勝寛

「学びのエバンジェリスト」本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

名スピーチをまねる一石三鳥の英語勉強法

新学期を迎え、「今年こそは英語を!」と思っている方は多いだろう。先日、朝日新聞の運営しているdot.に「英語のやる気と実践力をあげるたった一つの方法」という記事が掲載されたので、一部抜粋して紹介する。

英語学習のモチベーションを向上させ、さらに日本人が特に苦手なリスニング力とスピーキング力を磨くことのできる「一石三鳥」の英語勉強法を紹介したい。その方法とは、英語の名スピーチを自分が本人になったつもりで真似してみることだ。多くの人に感動を与える名スピーチは、実はシンプルで分かり易く、英語のフレーズがダイレクトに脳と心に響いてくるものが多い。英語学習において、英語を英語としてダイレクトに理解し、喜怒哀楽を感じることは、「英語脳」を形成する上でとても重要だ。日本の英語教育が、構文解釈し、和訳して理解させようとするのとは逆の方法といえる。

まずは、興味のある名スピーチをインターネット上で検索してみよう。例えば、アップル創設者のスティーブ・ジョブズスタンフォード大学卒業式で、「Stay hungry, stay foolish」と締めくくった伝説的スピーチや、オバマ大統領が2008年に初めて当選したときの演説は名スピーチの一つだ。最近では、女子教育の重要性を訴えてノーベル平和賞を受賞したパキスタンのマララさんが国連で「One child, one teacher, one pen and one book can change the world」と訴えたスピーチも心に響く。

これらを、まずは動画で視聴する。全て聞き取れなくても、その場にいる感覚で視聴する。気に入ったものは何度も視聴しよう。さらにスピーチを聞いて、英語に文字おこしする「ディクテーション」をしてみる。たくさんの英語を聴く「多聴」と、一字一句正確に聴き取ろうとする「精聴」をバランスよく繰り返すことで、リスニング力は向上する。

人気のあるスピーチは、英語字幕つきの動画や、スピーチ原稿がアップされている場合が多い。それらを使って、ディクテーションした英語が正しいかどうかをチェックすることもできる。余裕がない場合は、英語字幕や英語原稿で理解を補足してもかまわない。

内容を理解できるようになったら、次はこれを完全に真似てスピーチをしてみる。一度ディクテーションしたものであれば、内容とフレーズ、発音、話し方などがかなり頭に入っているはずだ。これを頭の中から、今度は口に出すことで、「英語耳」から「英語脳」にダイレクトに入ってきたものを、「英語口」につなげるのだ。音声と映像つきの動画を流しながら、スピーカーの声にかぶせるように、自分でも同じスピーチをする。スピーカーの発音と話し方に近づけることでスピーキングの訓練になるのだ。歴史的な瞬間に自分が立ってスピーチしていると想像すれば、気分が高揚し、英語学習のモチベーションアップにもつながる。イメージとエモーションを英語にリンクさせることは、語学学習の鉄則だ。

感動するスピーチに出合ったら、とにかく真似してみることだ。英語の音声を聞いて、少し時間をずらして追うように自分も発音し話す方法を「シャドーイング」という。シャドーイングは、リスニング力とスピーキング力を同時に向上させる効果的な英語学習法だ。 それに、何度も繰り返すうちに全て暗記してしまい、音声や原稿なしでもスピーチできるようにもなる。これが達成感につながり、大きな自信にもつながる。

英語学習のモチベーションを上げ、リスニング力とスピーキング力を同時に向上させる一石三鳥の名スピーチ勉強法を実践してみてはいかがだろう。

これは私が実際に実践してきた英語勉強法だ。名スピーチを自分が本人になったつもりで声を出して話すと、やる気がでてくる。今は、子育てでなかなか時間がとれないが、食器洗いをしながらTED動画などを流して、リスニング、シャドーイングをしている。英語学習はとにかく、たくさん触れて、たくさん使うこと。

私は英語が大の苦手な英語劣等生だったが、短期間の独学でスコアを急上昇させ、ハーバード大学院に合格し、卒業するまでの英語力を身につけた。名スピーチ勉強法以外にも、たくさんの効果的なやり方を新著『16倍速英語勉強法』にまとめたので、ぜひ手にとってみていただきたい。

ハーバード合格 16倍速英語勉強法

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