まなブロ by 本山勝寛 教育イノベーター・日本財団子どもの貧困対策チームリーダー

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

パラリンピックはオリンピックと同時開催できないものでしょうか?

オリンピックが閉幕した。多くの感動を与えてくれた選手達に心から感謝したい。そして次はパラリンピックだ。ソチ・パラリンピックは3月7日から16日まで開催される。こちらも引き続き応援したいが、それにしても、ちょっと間が空きすぎる気がする。世界中からソチに集まっているメディアも多くが引き上げてしまっているのではないだろうか。

そう思っていたら、参議院議員の松田公太氏が「パラリンピックをオリンピックの前に開催すべきだ」とブログ上で主張していた。

「前回のバンクーバーオリンピックパラリンピックのチケット売上数を比較すると、約149万枚と約23 万枚で、パラリンピックは1/6以下にしかなりません。また、NHKでの放送計画も、ソチではオリンピックが合計539時間だったのに対し、パラリンピックは30時間程度と大きな差があります。」と注目度の低い現状を指摘した上で、「一つは前に開催した方が、間違いなく盛り上がるから」、「もう一つは、パラリンピアンや障碍者「ファースト」(最初に考える)の施設や体制作りをすることになるから」とその理由を挙げている。

検討に値する建設的、かつ現実的な意見だが、理想を言えば、パラリンピックとオリンピックは同時に開催するべきだと思う。注目度に関しては、オリンピック開催期間中の方が、世界中のメディアも観客も多数滞在している。オリンピック目当てで来た観客も空いた時間にパラリンピック競技を観にいったり、オリンピックの盛り上がりの熱がパラリンピックにも飛び火することが期待される。

また、完全に分けて開催するより、同時に開催した方が、障害の有無による区別を極力なくして共生していく「インクルージョン」の考えにも合致する。パラリンピックが、「障害者という特別な人による特別な競技」という見方ではなく、高度な技術を競い合う最高レベルのスポーツのなかのもう一つの種目という考え方に変わってくるのではないだろうか。

もちろん、選手が同時に開催地に入り、競技を行うことにより、宿泊施設や競技会場の収容キャパシティの問題も出てくるので、決して容易ではないだろう。そうだとしても、オリンピックとパラリンピックが今のように長い間をおかずに連続的に行われるよう工夫することは可能なのではないだろうか。松田氏の「前に行う」という案も含めて、実現可能なプランをぜひ2020年の東京において、世界で初めて実現していただきたい。安倍首相、舛添都知事、ぜひともご検討よろしくお願いします。

一生伸び続ける人の学び方

一生伸び続ける人の学び方