本山勝寛 4kizフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

東京五輪2020はボランティアにも期待したい

2020年のオリンピック、パラリンピック開催地が東京に決定した。日本人にとって大変めでたいことで、まずは招致に努力してきた方々に感謝の意を述べたい。その年、自分の子どもたちは11歳、9歳、7歳になっているが、五輪の感動を目の前で味わえることはとても素晴らしい体験であると思う。

これから、競技場や選手村などのインフラ整備、そして選手強化なども重要になってくるだろうが、私は個人的には、ボランティアの活躍に注目し、期待したい。1998年の長野冬期五輪では、44,000人のボランティアが大会を支え、国際的にも高い評価を得たという。これがきっかけとなり、日本でもスポーツボランティアが本格指導した。

東京マラソンでも、毎年、1万人のボランティアが、3万人もの市民ランナーが都心を走るという大イベントを支えている。私も、そのボランティア運営に少し関わり、内部を取材した経験があるが、ボランティアの方々の姿は実に清々しく、まさにもう一つの感動であることを感じた。(ど素人の編集で恐縮だが、そのときの取材映像は下記。)

東京マラソンで培われたスポーツボランティアの経験とネットワークはかなり成熟しているが、オリンピック、パラリンピックにもなるとボランティアの数はもっと必要であり、その運営もより複雑で難しくなる。シドニーオリンピックには5万人、ロンドンオリンピックでは6〜7万人が参加したとのことなので、東京でも同規模が求められることにだろう。

おそらく、一生に一度しかないであろう地元開催の夏季五輪。ボランティアとして参加すれば、単に見て応援する以上の感動を味わえるに違いない。我こそはという方には挑戦してみてもらいたいし、運営側もボランティアの方々のパワーを引き出し、世界中の選手に「やっぱり東京は素晴らしい、日本人はすごい」と思ってもらえる大会に育てていただきたい。