まなブロ by 本山勝寛 教育イノベーター・日本財団子どもの貧困対策チームリーダー

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

夫婦について〜人生は二回以上生きられる

人生80年ないしは90年の時代だ。仕事を40年間やってもまだ20年は生きることなる。80年の人生で一番長く費やすことになるのは、(結婚していれば)夫婦の時間だ。約50年、退職後は毎日24時間一緒だ。死後もお墓の中でなのか、あの世なのか知らないが、永遠に一緒ということになる。世界には70億人の無数の人間がいるのに、たった一人と連れ添い続けるというのは、考えてみると不思議なことだ。

最近、「不機嫌な夫婦」が増えてるそうだ。そんなタイトルの本も出ていた。

忙し過ぎるあまり、70億分の1の存在である夫婦が、お互いにろくに時間もとれず、ゆっくりと愛し合うことができていないという話だ。最近の調査でも、日本人の既婚者の半数がセックスレスだという。世界一残業が多い国では、しかたないことなのだろうか。上記著者の三砂ちづる教授は、女性はもっと女としての身体性を大切にし、男性はもっと妻を可愛がってあげなさいと訴えている。

私は昨日で結婚7周年を迎えた。気づいたら、三人の子どもに囲まれてる。昔は自分の人生ばかりを考えていたけど、一人では考えられないような世界が、妻と出会ったことで開かれた。自分にとって女性はいつまでたっても未知の世界だが、世界の35億人の女性の代表である妻から多くのことを学んでいる。誰かが、「人生は二回生きられる」と書いて、仕事で二回生きることを啓発していたが、私は結婚と家庭を通して、二回と言わず三回でも四回でも、全く異なるスリリングな人生が生きられると思うようになってきた。

自分らしく生きること、自分が本当にやりたいこと、その答えを仕事のなかに見つけることも大切だろう。実際、私はそのことばかりを考えてきた。しかし、人生は仕事だけではない。私は少なくとも、その答えが家族のなかにもあったことがようやく分かってきた気がする。自分の家族を幸せにすることは、自分にしかできない天職なのかもしれない。そして、どんな人にもその天職は与えられている。

世界の70億の人たちを愛し幸せにするつもりで、目の前の妻と家族を幸せにしたい。夫7年生。まだまだ50分の7年に過ぎない。これからが腕の見せどころだ。