まなブロ by 教育イノベーター本山勝寛

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

311の夜に想う命の尊さと、命より大切なもの

あの日から2年が経ちました。
震災により尊い命を落とされた皆様とご家族、ご親族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。そして、他にも災害や事故、病気などによって、不本意にも亡くなられた世界中の方々に想いを馳せ、お祈り申し上げます。
あの頃、私は第2子の誕生を迎え育児休業を取得し、新しい命の奇跡に毎日心躍らせ、感動を心の底から味わっていました。そんな喜び溢れる毎日が一瞬にして、悲しみと不安、焦りの日々に変わりました。あまりにも多くの命が一瞬にして奪われたことを理解できないまま、次は愛する家族の身が大丈夫だろうかと不安でなりませんでした。
また、その直後に、九州の故郷で祖母が大往生し、祖母にとっての26人の孫の一人として、地上での最期を見送りました。昨年も、お世話になった妻の祖母を見送り、そして人生最大の恩師を見送りました。
いま、近くの病院には、先日原因不明で突然倒れて意識を失い、今も寝たきりになっている私の親友であり、教え子であり、尊敬する前途有望な若者がいます。彼の一日も早い回復を心からお祈りいたします。
毎日の忙しさのあまり、忘れてしまうことがありますが、あの日から、命の重みと尊さを深く考えさせられます。
あの日、まだ寝返りすらうてなかった産まれたての赤ん坊も、走り回り、愉快にしゃべり、お兄ちゃんとけんかすらしています。何事もなく、無事に、健康に、生きています。そして、もうすぐお姉ちゃんになります。我が家に3人目の奇跡が誕生するのです。
一人一人の命は奇跡です。奇跡によって産まれ、奇跡によって生きています。あの日を経て、そして大切な人たちとの出会いと別れを通して、そのことを、少しだけ実感をもってかみしめられるようになったのかもしれません。
命は本当に尊いです。
その命を失いそうになって一命をとりとめ、首から下が動かなくなってしまった星野富弘さんは、上を向いてただ寝ているだけの自分が嫌で死にたいとも思われたそうです。しかし、星野さんはやがてこんな想いになります。

命が
いちばんだと思っていたころ
生きるのが苦しかった
いのちより
大切なものが
あると知った日
生きているのが
嬉しかった

いのちより大切なもの (Forest books)

いのちより大切なもの (Forest books)

一人の命は地球上の何よりも尊いです。でも、その命よりも大切なものがあるのなら、その世界は本当に素晴らしいですね。
子どもたちの寝顔をみながら、世界中の命という奇跡と、それ以上に尊い輝きに想いを馳せながら。

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