本山勝寛 4kizフォーキッズ代表 公式ブログ | Katsuhiro Motoyama's Official Blog

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団で教育、国際支援、子ども支援事業に携わり、EdTechスタートアップを起業。 子供向けSNSフォーキッズを立ち上げる。『好奇心を伸ばす子育て』『最強の独学術』等著書多数。6児父4回育休。

イクメン道お薦め本≪上級編≫

先日、イクメンになるためのお薦め本≪初級編≫3冊を紹介しましたが、続いて≪上級編≫を紹介したいと思います。初級編は男の育児が主要テーマでしたが、今回はパパもママも一緒に読んでもらいたい本です。

定本育児の百科 (岩波文庫)〔全3冊セット〕

定本育児の百科 (岩波文庫)〔全3冊セット〕

まずは『育児の百科』。
これはもう育児のバイブルと言っても過言ではない本だと思います。書かれた時期は古いですが、何年にもわたり版を重ねるくらい読み継がれている定番中の定番です。赤ちゃんの成長やよくある病気、母体についてや父親がすべきことなどを時期ごとに細かく詳述されています。著者は小児科医で特に身体面について詳しいです。子どもの成長に合わせて読み進めたり、何かあったとき辞書的に読み返すととても役立ちます。

父親の力 母親の力―「イエ」を出て「家」に帰る (講談社+α新書)

父親の力 母親の力―「イエ」を出て「家」に帰る (講談社+α新書)

ユング心理学の第一人者、河合隼雄の著作。幼児から小学生、思春期の子どもや家族関係に関する様々な質問に河合氏がこたえるかたちの本。父親と母親の役割や、子どもについて、家庭について本質的な視点から見つめ直させてくれる一冊です。
私は大学時代、哲学的な観点から河合氏の著作に傾倒していましたが、父親になって初めてこの本を読みました。深い人間理解に基づきながらも平易な言葉で語られています。

幼稚園では遅すぎる 新装版 (サンマーク文庫 G- 108)

幼稚園では遅すぎる 新装版 (サンマーク文庫 G- 108)

あのソニー創業者の井深氏の本。実は幼児教育に携わっていたことを第一子の出産を機に知りました。乳幼児の能力開発について参考になる観点がまとめられています。母親の重要性が強調されていますが、父親にもおおいに役立ちます。

以上、イクメン道お薦め本≪上級編≫の3冊でした。育児の奥深さの一端に触れられると思います。

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