「百ます計算」などで有名な陰山英男氏と雑誌対談を行った。
陰山氏は「百ます計算」「読み聞かせ」などの反復学習や「早寝早起き朝ごはん」といった生活習慣の確立を教育の根幹において教育改革を進めている。私も前々から関心があり、共感するところが多かったので、喜んで対談を受けた。
12月にインタビューを受けたプレジデント・ファミリーでも触れたが、陰山先生は最近、年収450万円以下の家庭でも東大合格者が増えていることに注目し、有名私立中高一貫校と大手予備校に通える金持ちの家庭でなければ東大には入れないという「神話」を崩そうとしている。実際に、地方の公立高校で塾にも通わずに東大に入る学生は少なくないし、増えてきているようだ。地方で情報が少なくとも「オレも行けるかもしれない」と思わせた「ドラゴン桜」の影響もあるかもしれない。東大も地方での説明会や年収400万円以下の家庭の学生は授業料無料にするなどの施策を進めている。
対談は小学館の教育雑誌「Edu(エデュー)」の企画で、大阪まで足を運んだ。陰山先生は思ったより身長が低かったが、テレビや雑誌で出てるままの顔で、子供と同じくらいの年齢の私にも真摯に、そして気さくに話をしてくれた。そういえば、お子さんが最近東大に合格し、裏話を本にも出している。
対談は陰山先生曰く「ホームレス中学生の東大版」のような私の経験から学習のポイント、教育論など幅広くざっくばらんにお話した。口数の少ない私はあまり話をできなかったが・・・最後には帰りの新幹線の中で個人的な相談にも乗ってもらい、将来のことなども話すことができ有意義な時間だった。今後、一緒にお仕事ができたら面白いな思う。