まなブロ by 本山勝寛

「学びのエバンジェリスト」本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

アフリカの政治力学

コンテ大統領が新しく首相に任命したのはスワレ首相。元鉱山大臣だ。ギニアボーキサイト産出量が世界第2位の資源国。当然、鉱山大臣は国の要職に違いない。彼を首相に任命した大統領の意図はどこにあったのだろう。

我々の滞在中、この首相下の新内閣が発表されたため、首相面会の前後、新閣僚が次々と首相のもとを訪れていた。面会室には、国中のいたるところにあるコンテ大統領の写真が飾られていた。その大統領、今は糖尿病を患っているらしい。任期は2010年までだが、話をした市民からは「現大統領は長過ぎた。次は別の誰かになってほしい」という声も聞かれた。

我々がハンセン病制圧活動のために仕事をともにした保健大臣は、滞在中に交代となった。どちらとも女性医師出身の民間大臣だ。鳥の巣のような帽子をかぶり、毎日かわるゴージャスな民族衣装をまとっていた。この期間に印象的だったのは、「○○の支援をお願いします」という「おねだり」の姿勢。さすがに保健大臣自ら口には出さないが、保健省職員、地方行政官、さらにはマスコミまでが「今回は何をもってきてくれたのですか?」「我々に何を与えてくれるのですか?」というオンパレードだった。(写真:ギニアの保健大臣(当時))
Transparency Internationalの評価によるとギニア汚職度ワースト10に入る国。安易な行政への援助がどこに流れるのか分からない。本当に必要なものを把握し、それをどのように供給するかを詰めなければ、効果的な支援は難しいだろう。

たった数日で、かつての「暗黒大陸」アフリカは到底計り知れない。ただ私が率直に感じたことは、今この国に必要なのは、誇りをもって祖国を発展させようとするオーナーシップと改革を強力に進めるリーダーシップなのではないかということ。ギニアにも新しいリーダーが現れるだろうか。

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