ネパール国王の撮影映像がニュースに!
海外出張から帰ってきました。長い間ブログも更新できませんでしたが、徐々に現地での内容をアップしていく予定ですので、ぜひご訪問ください。
早速ですが、まずはネパールでのビッグニュースを。
2月4日、ネパールのギャネンドラ国王と私も含めた日本財団笹川会長一行が会見したのですが、その際に国王がかなりつっこんだ発言をしました。
読売新聞、産経新聞、西日本新聞の記者も同行しており、まずは読売と産経が翌日(2/6)の夕刊に、読売は7日の朝刊にも大きく取り上げました。
そもそも、ネパールは長い間王制が敷かれていたことで有名ですが、最近になって国王が権力を剥奪され現在失権した状態になっています。背景として、非合法活動も行っていたマオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)が議会に入り暫定政権を形成していることが挙げられます。4月には王制を完全に廃止し共和制に以降するという決定を昨年末にも出しました。
国王は長い間沈黙を続けていたのですが、我々が会見したときには自ら政治的につっこんだ発言をし、同行していた記者にも質問を促しました。この背景には、会見の前日に、国民の約半数が王制を支持するという世論調査が出たことも背景にあると考えられます。
王制廃止の方向で固まったかにみえていましたが、この発言がにわかに波紋を投げかけるのではないかと考えられます。読売の記者さんはかなり興奮されていました。まずは、NHKでもBSニュースで今朝ニュースが流れました。
実はその映像は私が撮影したものです。国王との謁見ということで撮影は難しいと思われていましたが、直前でゴーサインが出て、全てカメラをまわしました。その映像をNHKに提供したかたちになります。
今後、他のキー局や海外メディアでも取り上げるかもしれません。
その映像を早速YouTubeにアップしたのでぜひご覧ください。
一国の歴史を変える映像になるかもしれません。
ネパールの様子や現時状況は引き続き報告していきたいと思います