まなブロ by 教育イノベーター本山勝寛

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

ハーバードをテストする

このブログでも、「ハーバードにいかにして合格するか」について連載して書いていますが、じゃあ、

「ハーバードの教育って、他と比べてそんなにいいの?」

という疑問に正解を出すことは、おそらくできません。
結局、ハーバードの教育レベルが高いからではなく、もともと能力のある学生が入ってきたから、卒業生のレベルも高いという批判や、「ハーバード卒というラベル(学歴)」が、卒業生の能力にかかわらず、地位や給料を引き上げているという批判に対して、客観的に反論することは難しいと言えるでしょう。

"Testing Harvard"というボストン・グローブの最近の記事は、そんな純粋な疑問と、大学教育に対する共通評価を試みる米連邦政府の最近の動きについてです。

簡単に言えば、それぞれの大学で、学生への教育がどのくらいしっかりされてるかを客観的に測るために、共通テストをやってみよう、という話ですね。

今アメリカの教育政策では、アカウンタビリティ(説明責任)が一つのキーワードで、小学校から高校までは共通テストの実施と公開が要求されています(関連記事)。その波が、大学にも押し寄せているといったところでしょうか。

実際に、アメリカで大学のレベル評価・ランキングといったら、入学者の成績平均値(GPA)や共通試験のスコア平均、卒業率や教授/学生の比率など、実際の教育レベルとはほぼ関係のないものでランキングづけされています。日本でも入学時の偏差値が、そのまま大学のレベル付けになってしまうという問題はよく指摘されるところですね。

じゃあ、大学教育のように多様で、試験でははかりにく能力をどうやってテストするのか、というところが難しいところで、各大学(ハーバードも含めて)がいろいろと実験しているところだそうです。
いずれにしても、教育の質を向上するための評価ツールが大学教育においてもあり得るのなら、活用したいというのが、大学運営者や教育政策関係者の狙いのようです。

果たして、そんなことは可能なのでしょうか?
もし可能なら、日本の大学にこそ必要な気もします。
皆さんはどう思いますか?


今日、プレゼンが終わった(!)授業"Monitoring & Evaluation"の中で、少し触れられたので書き留めておきました。

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