まなブロ by 教育イノベーター本山勝寛

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

嵐のボストンマラソン!?

いよいよ週末をはさんで、月曜日Patriot's Dayに第111回目のボストンマラソン当日です。

この日は、独立戦争の火蓋を切ったレキシントン・コンコードの戦いを記念したマサチューセッツ州の休日です。(といってもハーバードは授業が休みにならず、しっかりとその日に課題が出されています・・・)ボストン・マラソンのコースも、このとき英軍が行進したコースがもともとの起源だったそうです。

そんなアメリカの歴史に思いを馳せながら、人生初(で最後?)のマラソンを走りきろうとドキドキしている今日この頃。
もっとドキドキさせるようなニュースが・・・

どうやらストームが北上しているそうです。
当日は、かなりの確率で激しい雨と風が襲うと予想されています。
嵐の初マラソン
ドラマチックすぎる・・・っていうか、観客の多さと声援のあたたかさで定評のあるボストンマラソンなのに、観客いなさそう。声援なさそう。寒そう・・・

ランニング用の短パンとハーバードロゴが入ったウェットシャツまで買って準備しましたが、一体そんな格好で走れるのだろうか?そんな悪天候で完走できるのだろうか?
もし完走できずに途中リタイヤしようにも、家に帰る交通手段すらない・・・

そういえば雨の中のランと言えば、中学時代の駅伝を思い出します。
野球部で走りこみばかりさせられていた、「タフさ」だけがとりえの僕は、市の学校対抗駅伝に借り出されることに。一応、長距離だけなら校内一早かったらしく、各学校のトップランナーが集まる華の一区を任されることに。1区の僕が5位くらいに食い込めば入賞・県大会出場が見えてくるということで、とにかく出だしが大事だった。
当日は激しい雨。陸上部でもなく、貧乏少年の僕は、皆がかっこいいランニングシューズをはくなか、かかとの削れた愛用ボロボロシューズで挑む。これがなかなか、雨を吸収し、いい感じに重くなってしまった。
距離は5キロ。
半分くらいまで1位集団についていっていたが、急にわき腹、ももあたりが痛くなる。
ぐんぐんスピードが落ち、そして、つった。
片足がつったので、かばって走っていたら、もう片方もつった。
痛みをこらえながら、おそらく傍から見たらロボットのようなカクカクした走りで、残りの距離を「走った」。
後続から次々と抜かされていった。
意識が段々と遠のいていった。
ただ頭にあったのは、タスキを次のランナーに渡すこと。
ここで倒れてしまったら、チームの皆は走ることすらできない。
1キロだったか、2キロだったか、あの距離が永遠のように感じた。
そして、2区を走る伸ちゃんにようやくタスキを渡した。
僕は、そのまま意識を失って倒れていた。

あとで聞いたら、2区の伸ちゃんは自己新で区間賞だったらしい。皆もがんばって、あと少しで目標達成だった。僕がいつもの走りをできてれば・・・
もちろん、そんなことは誰も口にしなかった。
皆に対する申し訳なさと、途中で倒れずにタスキを渡すことができたことの安堵感が入り混じり、降りしきる雨が、妙にあたたかく感じた中学時代の一日だった。


僕の人生は、いつもこんなものなのかもしれない。
26になり、ハーバード生になっても、僕は何も変わっていないのかもしれない。

皆さん、月曜日以降ブログの更新が止まったら、そういうことかもしれません。


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