まなブロ by 本山勝寛 教育イノベーター・日本財団子どもの貧困対策チームリーダー

教育イノベーター本山勝寛の学びのススメ日誌。極貧家庭から独学・奨学金で東大、ハーバード大学院に通い、国際教育政策修士課程修了。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー。『今こそ「奨学金」の本当の話をしよう。』 『最強の独学術』等著書多数。

ノーベル平和賞

ノーベル平和賞ユヌスさんが選ばれましたね。

前に妻が友人から借りた自伝を読んだばかりだったので、驚きと納得の表彰でした。

ムハマド・ユヌス氏は、バングラディッシュでグラミン銀行を創設し、マイクロクレジットと呼ばれる貧困者(特に女性)向けの無担保小額融資を始めた方です。
今では、世界中の途上国のほか、先進国でも貧困者向けの自立支援策として利用されているようですが、当初は多くの反対や誤解にもあったようです。

「貧乏人がちゃんと金を返せるのか?」
「返せなくなったら、担保なしで、どうコスト回収するのか?」
「読み書きができないのに、融資の事務手続きをどうやってするのか?」

いろんな反対の中でも、まったく新しい貧困対策、まったく新しいビジネスモデル(実際に利益をあげている)を立ち上げてしまったわけです。
ユヌスが着眼したのは、クレジット=信頼ということの本来の意味だと思います。
生きていくために必死である貧困者こそが、まさに自分たちが生きていくためにまじめに働いてお金を作り返していく。
金持ちがもともとある資本を傘にして融資してもらい事業を拡げようとするのとでは必死さが違う。(実際にバングラディッシュの銀行融資の回収率は悪かったようです。)
信頼が「モノ」から生まれるのではなくて、「人」から「心」から生まれるものであることを気づかせてくれます。
これはどんなビジネス・事業をやるにしても、重要な要素なんじゃないかな。

今日の「途上国の教育政策」の授業でも、彼のノーベル賞受賞のことが触れられ、「信頼」と「開発(Development)」と「平和」についての相互関係が語られていました。

僕も詳しくはないので、自伝をおススメします。ノーベル賞とったことで、書店でも目立つ場所に置かれると思います。

そういえば、村上春樹ノーベル文学賞に選ばれなかったですね。ハーバードにいる(いた)という噂も聞いていたので、残念です。日本人でまだ受賞者がいないのはノーベル経済学賞でしょうかね。経済学部の皆さん、がんばってください!


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