本山勝寛:まなブロ

独学で東大、ハーバード大学院に合格し、国際教育政策修士課程修了。アジア最大級の国際NGOである日本財団で、教育や福祉、NPO支援に携わり世界中を駆け回っています。日本と世界に「学びの革命」を起こすべく、学びのススメを綴ります。 『最強の独学術』https://www.amazon.co.jp/dp/447979610X/

米歴史の始まり−プリマス

ピルグリムファーザーズ

世界唯一の超大国として、覇を唱えているアメリカ合衆国の歴史も、一握りの無力な彼らの強い意志から始まった。

イギリス国教会の弾圧から信仰の自由の地を求めた102名の清教徒は、1620年の秋、2ヶ月間かけて大西洋を渡った。

大西洋の海上で、これから入植する新しい地での取り決めを交わしたのが「メイフラワー誓約書」。これが合衆国憲法の礎となったとされる。

そして、新天地の入り口ケープコッドに碇を降ろす。

2ヶ月間彼らと運命をともにしたメイフラワー号

意外にも小さい船で、ここに百名以上が2ヶ月間も乗っていたのかと思うと、その瞬間の価値というものは決してそのときの見た目では計れないことを感じる。

新天地、
といっても全く未開の地。
家もない完全に0の状態から、彼らが定着した場所が、アメリカで知らない人はいないほど有名な地プリマスだ。

まず最初に教会、学校を建て、家を建てた。
冬の寒さの中で、礼拝を行う日曜日以外は働いたという。
食糧不足で半数近くが亡くなるなかで、春に撒くための種を残したという伝説もある。

冬の凍てつく寒さを乗り越え春を迎える。

アメリカの故郷と言われるこの地も決して立派なものではない。
パラグアイの奥地で訪れたインディオの村にどこか似ていた。
当時の生活を再現させた観光スポットである「プリマスプランテーション」は、入植者であるピルグリムたちとインディアンたちとの葛藤と共存が、強調されていた。
現在のアメリカが持つ歴史観が感じられる。

僕も「新たな入植者」として、インディアンにご挨拶。


現地をよく知っているインディアンたちの協力もあり、秋には最初の収穫を迎えた。
彼らは神に感謝し、インディアンたちと共に祭りを開いたという。
これが現在のThanksgiving Day(11月末にある大型連休)の由来だ。

それからわずか16年後、アメリカ最初の大学、僕が今通うハーバード大学は設立された。
創立時は教師1人、生徒9人の神学校で寺子屋のようなものだったらしい。
日本の片田舎で、人間の生きるべき道と日本の将来が語られた松下村塾に似ている。

ピルグリムファーザーズたちの入植から250年後、黒船をひっさげて彼らは極東にやってきた。
日本人は初めて世界を知り、そして日本という「国」を知った。
それから100年も経たないうちに、日本は、その世界一の大国に戦争を挑み、負けた。
今は最大の同盟国である。

その国のリーダーたちを今もなお輩出するハーバード大学の片隅にて、僕は今、未来を思う。


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