ウェストポイント〜米最強のリーダーシップ教育
日本の逆転負けに呆然とする(3分)
呆然とする間があるなら、何かをしようと
「リーダーシップ」について考えようと思った。
オーストラリアを率いるヒディング監督に「何か」があるように感じたからかもしれない。
ある尊敬する方との関係から、ウェストポイントと呼ばれるアメリカ陸軍士官学校が強いリーダーシップ教育を提供しているということを知り、先日、本を買った。
「ウエスト・ポイント流 最強の指導力―アメリカ陸軍士官学校ウエスト・ポイントはリーダーシップをどう教えているか」 というものだ。
ウェストポイントには全米の優秀かつ身体的にも人格的にも優れた学生たちが集う。
そこでは、徹底的な人格教育、規律教育、道徳教育を基底としたリーダー教育が施されるようだ。
1年生は、徹底的に規則に従い、与えられた命令を「完璧に」こなす訓練をする。
「Leadershipの始まりはFollowershipである」という言葉に重みを感じる。
2年生は、直接の部下(1年生)を指揮するチームリーダーとして任務を遂行する。
3年生は、リーダーのリーダーとして、
4年生は幹部としてのプログラム通過する。
僕は、リーダーシップ論ではなく、リーダー教育に関心があってこの本を買ったが、あいにくリーダーシップ論がメインに著述されている。
だが、その論はどれも納得のいくものだ。
「指導力は人格の力に比例する。」
ここの部分を日本で徹底的に教えている教育機関は、なきに等しい気がする。
ウェストポイントの指導方針は、
その卒業生であり、学長でもあった、ダグラス・マッカーサーの言葉に要約されていると思う。
誠実に行動して失敗した場合は、誇りを失わず、くじけぬように。そして成功した場合には、謙虚で控えめであること。有言不実行であることなく、楽な道を求めることなく、困難な課題の重圧に立ち向かえ。嵐に耐え、倒れた者には哀れみを持つことを学べ。他人を支配しようとする前に、自分自身を支配せよ。きれいな心と高い目標を持て。笑うことを学べ、だが泣くことも忘れるな。将来に目を向けよ、だが過去も軽視するな。真剣になれ、だが深刻になりすぎてはいけない。謙虚になれ、そうすれば率直さこそ真の偉大さであること、心を開くことが真の知恵であることを思い出すであろう。辛抱強さこそ真の強さなのだ。
至玉のメッセージがちりばめられていた。
自らを律する力としていきたい。それと同時に、教育者(=リーダーのリーダー)として大いに実践していきたい。
ウェストポイントでいかにして、このリーダーシップ論が教育として実践・応用されているのか、益々気になった。
アメリカに行ったら、ぜひ見学してみたい。
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